×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
どこまでも蒼い空
あいつらの物語は続いていく
物語が終わった奴らからすればできることは限られている
なぜなら私たちはあいつらの物語の脇役だからだ
脇役は主役の引き立て役に過ぎない
まぁ・・・・名脇役にはなりたいけどね
がんばりなバカ息子
_________________
「緋音さんはどうして火術をゼロ距離でススまみれになるだけだったのですか?」
緋音は結果として火傷を負ったハイコドと比べて服と髪が少し焦げただけだった
風花はまっぷたつに裂けた義腕から使えそうなパーツを説明書を読みながら取り出しながらその疑問を聞いた
「ん?これを触れば分かるよ」
渡されたのは昨日着ていた服
初日から着ていたワンピースである
「これって・・・フレイムワンピース?」
「そゆこと、ついでに虹のタリスマンも装備してました」
少し呆れながらも
「セコイですわね・・・」
「勝たなきゃいけなかったからね~火の玉飛んで来ると思ったら火だるま攻撃だもん、お姉さんビックリ」
そこに朝食をカウンターから信が持ってきた
「それにしてももう少し言い方ってあるでしょ・・・・いきなり連れて帰るなんて言うから」
それに対し
「だって~お姉さん不器用だもーん、威嚇しないと物事頼めないもーん、息子が心配な一児の母だもーん」
と口をとんがらせて言う
しかもブレイクダンスをしながら
《《ああ、この人をなぐりてぇ(ですわ)》》
「さて、そろそろかね食べたら行くよ」
「どこに?」
「それはお楽しみ」
_________________
逃げ出した
あの笑顔を向けられるのが怖くて
あの泣き顔がみたくないから
逃げた先でも答えは見つからず、いつもどおり『ハイコド』になっていた
いや、混ざっていたから『灰コド』とでも言うべきか
今の自分は『灰高登』と『ハイコド』どっちなんだろう
結局いさり火には帰らず森で一夜を過ごした
少年は森の中で独り座り、尻尾を揺らす
「・・・・はぁ~」
あのあと腕は機晶エネルギーが無くなったのか一切動かなくなった
今では頑丈なマネキンのパーツとそう大差ない
そこに白狼がトコトコと歩いて隣にそっと座った
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
少しの沈黙
お互い顔は見ないで真っすぐ前を見て
「撫でて」
「無理」
「どうして?」
「触るのが怖い」
「私が怖いの?」
「そう、こんな自分を見捨てない君が怖い」
「どうして私が君を見捨てないといけないの?」
「自分は君をまた泣かせた、もう数えきれないくらいだ、普通なら見捨てられてもおかしくない」
「私は見捨てないよ、たとえ浮気したって浮気相手を殺して君のそばにいるもの、そうでしょ?」
「ヤンデレ乙」
「ヤンデレで構わない、君を愛しているから」
「・・・・」
「・・・・」
「ごめ「謝るな、他のにしろ」
「・・・・・・・・・・言うことないです」
「そう」
「・・・・」
~ハイコドの心のなか~
わ、わやだ、何すれって言うのさ!?
謝る以外に何が出来るって言うのさ!
えーっと、そうだ何か褒める・・・・何もねぇ!
何だ、何をすればこの空気が破壊できる!?
~以上ここまで~
ソランは狼形態から人の姿になり
「撫でて、今はそれだけ」
と言った
「・・・・・わかった」
恐る恐る手を伸ばし一瞬ためらうも撫でることにした
「そうそう・・・今はそれだけでいいの・・・・あ、そうだ腕外してくれる?」
「なんで」
「いいから早く」
そう言われてガチャリともう動かなくなった腕を取り外す
「こっちに向けて・・・・そうそういう感じ、あと目をつぶって?」
いわれたとおり目を瞑る
何をするかはわからない
けど待つことにした
「そぉい」
ヌプリ そんな音がしたと思う
ソランの細い指の先が義腕の接合部に刺さったのだ
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!!!」
これが本当の言葉にならない痛み
例えるなら・・・そう、男性なら大事なあそこを蹴り上げられた痛み並といえばいいだろうか
女性のみなさんごめんなさい
悶えてしばらく転がりまわる
「何をするんだ君は!殴られるなら分かるけど指を突っ込まれるほどの事を『僕』はしたか!?」
「よかった、もとに戻ってくれた・・・『ハイコド』」
「あ・・・・」
不意に抱きつかれる
やっと自分が誰なのか分かって・・・・そっと抱きしめる
「ソラ・・・ごめ「そぉい」
ヌプリ 指を突っ込む
「~~~~っ!」
「謝るのは禁止」
「ご、ごめ「てゐ」
ヌプリ、グリグリ さらに押しこみほじくる
「~~~~~~~~~!!!!!」
「謝るな」
「わかり・・・ました」
「よろしい」
コテンとその場で寝転がる二人
「やりすぎた、でも悪いとは思わない」
「いつも泣かせてご・・・許可をおねがいします」
「謝って良い」
「ごめんねソラ」
「泣いてばかりでごめんねハコ」
そう言って姿が重なるように乗っかる
相手の鼓動をしっかり感じて、聞き逃さないように
時間を掛けて素直な想いを言う
「ここじゃ言えないすごいことをしてしまいたい」
「ここじゃ言えないヤバイことをしてあげたい」
「「でもとりあえずは」」
出てこい盗撮組
そう言うと後ろの茂みからごそごそと3人が出てきた
「気配消してもバレますか、こんにゃろそのままいけばいい絵が取れたのに」
「ワタシたちは二人が喧嘩しないか見張っていてだな・・・」
「ここは潔く覗いていたと言いましょうよ、信様」
口々にそういう三人に対して
「心配してくれてありがとう・・・もうだいじょうぶだから、あと母さんは一発殴らせろ」
とだけ言った
_________________
次の日、いさり火
緋音は一人で北海道に帰ることにした
連れ帰ることは辞めにしたそうだ
「ホントに見送らなくていいの?母さん」
「ああ、せいぜい死ぬなよ」
「大丈夫、ワタシ達がしっかり守りますよ」
「おばさまもお元気で」
「緋音さん、私達頑張りますよ!」
手を振りながら去ろうとするが不意に
「「あ、忘れてた」」
「?」
だいたい100mくらい離れた時だろうか
ハイコドと緋音が離れた地点でハモった
はじめは歩いて
トコトコトトコ.....
だんだん早く
ツカツカツカツカ....
全速力で
ダダダダダダダ!
勢いそのままにお互いの胸ぐらを掴みおもいっきり頭突く、側で聞くと中々いい音だ
「あんないい嫁さんどんな形でも手放すんじゃないよ、ガキ」
「そっちこそ女の子ばっかり手を出して父さんに見限られるなよ、ババァ」
お互いを睨みつけ
最後に一言
「「がんばるさ」」
それが今回のお話での二人の交わした最後の言葉
_________________
『海京行き10分前です。ご乗車される方はお早めにお乗りください』
アナウンスが流れる
そろそろココともお別れだね・・・・
そんな時ここでは聞けないはずの声がした
「よう、久しぶりだな緋音」
「緋音ちゃんやっほ~」
一人はオールバックの黒髪で高身長、服から分かる筋肉のある男
もう一人は男に比べると小さく、銀髪で狼の耳がある女
セキハ・ジーバルスとミント・ジーバルス
「あら、珍しいどうしてここに?」
「大切な友人がこっちに来たのに会わない訳にはいかないだろ?」
「というよりは二時間前から待ち伏せしてたりする~」
それはまぁごくろうさまで
ここからは時間の許す限りの雑談
「どうだった?お前の息子は」
「危なっかしいったらありゃしない・・・昔の私そのものだね、痛い目みないと何もわからない」
「何かを教えれたか?」
「とりあえず・・・死ぬなとは言っといた」
「ならだいじょうぶだろ、あんたの息子だ」
「ありがと、相棒」
そんな風に話していると
「むー」
ミントの頬がふくらんでいた
「ごめんごめん、元気か~」
「そっちじゃない、ソランの胸どのくらい揉んだ?」
あぁ、そっちねと緋音は顔を背けた
「あんたはいいかげん娘から乳離れをしなさいな・・・・もうあんたの娘はうちの息子のもんだ」
ブーブーと子供のようにブーイング
これで私の次に強いのだから笑ってしまう
「おっと、そろそろ時間だ・・・じゃあね」
さぁ、あとは息子達を信じて普通の生活をしますかね
がんばりな『ハイコド』
激闘!?親子対決!! エピローグ 終
緋音達の昔話はきっとすることはないでしょう
けれど、親は自分の失敗を子に教えるもの・・・・
_________________
あとがき
まずは、こんなアホみたく長い物を全て読んでいただきありがとうございました
難しいですね、続き物って
それが分かっただけでもめっけ物です
それといろいろ試したくて文の書き方が一話一話違うと思います
読みづらくなってしまい申し訳ございません・・・・
こうして書いていると小説やライトノベルを書く作家の方々の凄さを思い知ります
後日自分で読みなおしてここは補足がいるなと思ったところは書き加えていこうと思います
最後に、改めて読んでいただきありがとうございました
あいつらの物語は続いていく
物語が終わった奴らからすればできることは限られている
なぜなら私たちはあいつらの物語の脇役だからだ
脇役は主役の引き立て役に過ぎない
まぁ・・・・名脇役にはなりたいけどね
がんばりなバカ息子
_________________
「緋音さんはどうして火術をゼロ距離でススまみれになるだけだったのですか?」
緋音は結果として火傷を負ったハイコドと比べて服と髪が少し焦げただけだった
風花はまっぷたつに裂けた義腕から使えそうなパーツを説明書を読みながら取り出しながらその疑問を聞いた
「ん?これを触れば分かるよ」
渡されたのは昨日着ていた服
初日から着ていたワンピースである
「これって・・・フレイムワンピース?」
「そゆこと、ついでに虹のタリスマンも装備してました」
少し呆れながらも
「セコイですわね・・・」
「勝たなきゃいけなかったからね~火の玉飛んで来ると思ったら火だるま攻撃だもん、お姉さんビックリ」
そこに朝食をカウンターから信が持ってきた
「それにしてももう少し言い方ってあるでしょ・・・・いきなり連れて帰るなんて言うから」
それに対し
「だって~お姉さん不器用だもーん、威嚇しないと物事頼めないもーん、息子が心配な一児の母だもーん」
と口をとんがらせて言う
しかもブレイクダンスをしながら
《《ああ、この人をなぐりてぇ(ですわ)》》
「さて、そろそろかね食べたら行くよ」
「どこに?」
「それはお楽しみ」
_________________
逃げ出した
あの笑顔を向けられるのが怖くて
あの泣き顔がみたくないから
逃げた先でも答えは見つからず、いつもどおり『ハイコド』になっていた
いや、混ざっていたから『灰コド』とでも言うべきか
今の自分は『灰高登』と『ハイコド』どっちなんだろう
結局いさり火には帰らず森で一夜を過ごした
少年は森の中で独り座り、尻尾を揺らす
「・・・・はぁ~」
あのあと腕は機晶エネルギーが無くなったのか一切動かなくなった
今では頑丈なマネキンのパーツとそう大差ない
そこに白狼がトコトコと歩いて隣にそっと座った
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
少しの沈黙
お互い顔は見ないで真っすぐ前を見て
「撫でて」
「無理」
「どうして?」
「触るのが怖い」
「私が怖いの?」
「そう、こんな自分を見捨てない君が怖い」
「どうして私が君を見捨てないといけないの?」
「自分は君をまた泣かせた、もう数えきれないくらいだ、普通なら見捨てられてもおかしくない」
「私は見捨てないよ、たとえ浮気したって浮気相手を殺して君のそばにいるもの、そうでしょ?」
「ヤンデレ乙」
「ヤンデレで構わない、君を愛しているから」
「・・・・」
「・・・・」
「ごめ「謝るな、他のにしろ」
「・・・・・・・・・・言うことないです」
「そう」
「・・・・」
~ハイコドの心のなか~
わ、わやだ、何すれって言うのさ!?
謝る以外に何が出来るって言うのさ!
えーっと、そうだ何か褒める・・・・何もねぇ!
何だ、何をすればこの空気が破壊できる!?
~以上ここまで~
ソランは狼形態から人の姿になり
「撫でて、今はそれだけ」
と言った
「・・・・・わかった」
恐る恐る手を伸ばし一瞬ためらうも撫でることにした
「そうそう・・・今はそれだけでいいの・・・・あ、そうだ腕外してくれる?」
「なんで」
「いいから早く」
そう言われてガチャリともう動かなくなった腕を取り外す
「こっちに向けて・・・・そうそういう感じ、あと目をつぶって?」
いわれたとおり目を瞑る
何をするかはわからない
けど待つことにした
「そぉい」
ヌプリ そんな音がしたと思う
ソランの細い指の先が義腕の接合部に刺さったのだ
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!!!!」
これが本当の言葉にならない痛み
例えるなら・・・そう、男性なら大事なあそこを蹴り上げられた痛み並といえばいいだろうか
女性のみなさんごめんなさい
悶えてしばらく転がりまわる
「何をするんだ君は!殴られるなら分かるけど指を突っ込まれるほどの事を『僕』はしたか!?」
「よかった、もとに戻ってくれた・・・『ハイコド』」
「あ・・・・」
不意に抱きつかれる
やっと自分が誰なのか分かって・・・・そっと抱きしめる
「ソラ・・・ごめ「そぉい」
ヌプリ 指を突っ込む
「~~~~っ!」
「謝るのは禁止」
「ご、ごめ「てゐ」
ヌプリ、グリグリ さらに押しこみほじくる
「~~~~~~~~~!!!!!」
「謝るな」
「わかり・・・ました」
「よろしい」
コテンとその場で寝転がる二人
「やりすぎた、でも悪いとは思わない」
「いつも泣かせてご・・・許可をおねがいします」
「謝って良い」
「ごめんねソラ」
「泣いてばかりでごめんねハコ」
そう言って姿が重なるように乗っかる
相手の鼓動をしっかり感じて、聞き逃さないように
時間を掛けて素直な想いを言う
「ここじゃ言えないすごいことをしてしまいたい」
「ここじゃ言えないヤバイことをしてあげたい」
「「でもとりあえずは」」
出てこい盗撮組
そう言うと後ろの茂みからごそごそと3人が出てきた
「気配消してもバレますか、こんにゃろそのままいけばいい絵が取れたのに」
「ワタシたちは二人が喧嘩しないか見張っていてだな・・・」
「ここは潔く覗いていたと言いましょうよ、信様」
口々にそういう三人に対して
「心配してくれてありがとう・・・もうだいじょうぶだから、あと母さんは一発殴らせろ」
とだけ言った
_________________
次の日、いさり火
緋音は一人で北海道に帰ることにした
連れ帰ることは辞めにしたそうだ
「ホントに見送らなくていいの?母さん」
「ああ、せいぜい死ぬなよ」
「大丈夫、ワタシ達がしっかり守りますよ」
「おばさまもお元気で」
「緋音さん、私達頑張りますよ!」
手を振りながら去ろうとするが不意に
「「あ、忘れてた」」
「?」
だいたい100mくらい離れた時だろうか
ハイコドと緋音が離れた地点でハモった
はじめは歩いて
トコトコトトコ.....
だんだん早く
ツカツカツカツカ....
全速力で
ダダダダダダダ!
勢いそのままにお互いの胸ぐらを掴みおもいっきり頭突く、側で聞くと中々いい音だ
「あんないい嫁さんどんな形でも手放すんじゃないよ、ガキ」
「そっちこそ女の子ばっかり手を出して父さんに見限られるなよ、ババァ」
お互いを睨みつけ
最後に一言
「「がんばるさ」」
それが今回のお話での二人の交わした最後の言葉
_________________
『海京行き10分前です。ご乗車される方はお早めにお乗りください』
アナウンスが流れる
そろそろココともお別れだね・・・・
そんな時ここでは聞けないはずの声がした
「よう、久しぶりだな緋音」
「緋音ちゃんやっほ~」
一人はオールバックの黒髪で高身長、服から分かる筋肉のある男
もう一人は男に比べると小さく、銀髪で狼の耳がある女
セキハ・ジーバルスとミント・ジーバルス
「あら、珍しいどうしてここに?」
「大切な友人がこっちに来たのに会わない訳にはいかないだろ?」
「というよりは二時間前から待ち伏せしてたりする~」
それはまぁごくろうさまで
ここからは時間の許す限りの雑談
「どうだった?お前の息子は」
「危なっかしいったらありゃしない・・・昔の私そのものだね、痛い目みないと何もわからない」
「何かを教えれたか?」
「とりあえず・・・死ぬなとは言っといた」
「ならだいじょうぶだろ、あんたの息子だ」
「ありがと、相棒」
そんな風に話していると
「むー」
ミントの頬がふくらんでいた
「ごめんごめん、元気か~」
「そっちじゃない、ソランの胸どのくらい揉んだ?」
あぁ、そっちねと緋音は顔を背けた
「あんたはいいかげん娘から乳離れをしなさいな・・・・もうあんたの娘はうちの息子のもんだ」
ブーブーと子供のようにブーイング
これで私の次に強いのだから笑ってしまう
「おっと、そろそろ時間だ・・・じゃあね」
さぁ、あとは息子達を信じて普通の生活をしますかね
がんばりな『ハイコド』
激闘!?親子対決!! エピローグ 終
緋音達の昔話はきっとすることはないでしょう
けれど、親は自分の失敗を子に教えるもの・・・・
_________________
あとがき
まずは、こんなアホみたく長い物を全て読んでいただきありがとうございました
難しいですね、続き物って
それが分かっただけでもめっけ物です
それといろいろ試したくて文の書き方が一話一話違うと思います
読みづらくなってしまい申し訳ございません・・・・
こうして書いていると小説やライトノベルを書く作家の方々の凄さを思い知ります
後日自分で読みなおしてここは補足がいるなと思ったところは書き加えていこうと思います
最後に、改めて読んでいただきありがとうございました
PR
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment form