ジーバルス家の行動日誌

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「きゅぅ・・・・・眠たいですわ」
ふぁぁ・・・とあくびをしながら風花が二階から降りてくる
「おはよう、大丈夫？」
僕は朝食（ご飯と味噌汁とベーコンエッグ）をテーブルに並べながら風花に言う
ソランも信も朝から居ない、今日家には僕と風花しかいないのだ
「いただきますですわ～」
もきゅもきゅと口をωの形にしながら食べる風花、なんか可愛い
「そういえばおかしな夢を見たのですわ」
「夢？」
「はい、私がハコ兄様の初めてのパートナーって夢ですわ」
それはまたおもしろい夢だ
だが、実際そうだったらどうなんだろう？
もしかしてこの狼耳はうさ耳だったりしたのだろうか？
なんて考えながらご飯を食べ進めていく

「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでしたですわ」
かちゃかちゃとお皿を洗っていく、風花もだんだん慣れてきた
うちでは全員がひと通りの家事はできるようにしている、まぁ基本は僕がすることにはなっているけど
「さて、終わりましたね・・・・ふぁ」
小さいあくび
「風花、眠たい？」
「ええ、少し・・・・」
「お昼寝しよっか」
「そうですわね・・・・きゅう」
リビングで風花がうさぎの姿になってコロンと転がる
その姿はいつ見ても可愛らしい　・・・・・言っておくけどLOVEではなくLIKEの方だからね
僕も寝転がって風花のお腹をトントンと優しく叩く
「きゅう～」
気持よさそうに鳴きながら尻尾をパタパタさせる風花
・・・・なんだか僕も眠くなってきたな、風花の隣にいるからかな
「すぅ......すぅ」
寝ちゃったか、ふふふちょっといたずらしちゃおうかな？
まずは耳を立ててみる、これまたデカイ
もしもたれ耳でなかったら今とはまた違う状態だったかもしれない・・・
次に口を開けてみる起きないようにそーっと・・・
「んっ・・・・・」
あぶないアブナイ、起こしてしまう所だった
「風花が初めてのパートナーだったら・・・か」
もしそんな世界だったらきっと今の僕みたいな過ごし方なのかな？
こうして風花を撫でて、寝っ転がって・・・・・イカンそれではダメ人間ではないか
まぁ今はこの眠気に逆らわないで寝るとしよう
だきまくらの刑が発動しないように向い合って
「風花もふもふ・・・・・・・すぅ」


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「ただいま～ってあら？」
ソランが帰ってきたらハイコドと風花は仲良く眠っていましたとさ

「まるで姉弟ね・・・・」
ソランは二人が起きるまでナデナデしていましたとさ

おしまい