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今回は二本立てなのです
・ハコソラであって一周年
・そして二人の昔に何があったのか
・ハコソラであって一周年
・そして二人の昔に何があったのか
____________
9月下旬
「かんぱーい!」
いさり火リビングに4人の声が響く
今日はハイコドとソランが出会った日だ
小さいながらもそのお祝いというわけだ
「・・・あっという間だね、あれから一年」
ソランが感傷に浸りながらつぶやくように言う
「初めて見て、一目惚れしちゃって、告白して、付き合って・・・・」
「そして今・・・」
ハイコドがソランに顔を近づける・・・・
そこに
「あーお二人さん、ワタシ達がいること忘れてませんかね?」
コクコクとジュースを飲みながら信が言葉の棒を突っ込む
その隣では兎姿の風花がピザを器用にもきゅもきゅと食べている
いいのかウサギがピザ食って?
「はぁ・・・イイトコなんだからさぁ」
「そういうことは夜中とか自分たちの部屋でしなさい」
むぐっ、とハイコドは言葉に詰まってしまった
「ごめんね~、今は四人で楽しまないとね」
「もくもく・・・・で何をします?」
ソランがそう言った事にハイコドはなんだか変な気持ちになった
あれ、今僕は信と風花が居なかったらと思った?
二人は祝ってくれているのに・・・?
ハイコドは顔に手を当て、天井を見た
「はぁ・・・どうしたんだろ、僕は」
ソランが心配して顔を覗き込む
「ハイコド、大丈夫?」
「うん、大丈夫・・・・・・さて!ゲームしますか!」
いつも通り振舞おう、何さっきのはただの気の迷いだ そう考えることにした
今日は記念日なのだから
____________
所変わってジーバルス家
「はぁ~こっちの酒もうまいねぇ」
「あら、地球のワインも美味しいじゃない」
「ほらよ、出来たぞピザ」
リビングで竜螺緋音、ミント・ジーバルス、セキハ・ジーバルスがテーブルを囲んでいた
「それにしても緋音、パラミタに来るのに金がかかるはずだが大丈夫なのか?」
緋音は2週間に1回の頻度でパラミタに来ている、普通ならそれを数ヶ月続けただけで破産しかねない
が、そこは竜螺緋音
「あぁ、福引で永久半額券GETしたから大丈夫、更にこの前1000万宝くじで当てた」
「「・・・・・・」」
ジーバルス夫妻は無言になった
ここで説明しておこう、緋音について
緋音は契約してあることが変わった、筋力?知能?否、運である。それもとびっきりの
強運
契約してから緋音は宝くじを買えば外れを引いたことが無い
今までこの強運に何度も助けられたことが二人にはあった
「相変わらずね・・・」
「おかげさまで、そして今日来たのはこうしてセキハのピザを食って酒を飲むためではないのさ」
違ったんだ・・・と心のなかで夫妻はシンクロした
「お盆の時に何でも死者と一日会える祭りがあったとか」
「ええ、そうね・・・」
ミントは緋音が何を言いたいのか理解した
「運がいいのか悪いのか灰高登たちは行かなかった」
「・・・・・・・」
「アイツらを・・・信じてみねぇか?ニナの事・・・」
「ダメよ!!!」
ミントが声を荒らげた、セキハは腕を組んで目をつぶって話を聞いている
「あの子達にそのことを言って何になるの?今このまま進めば二人はうまくいくのよ!」
「・・・・ミント、人には何度か死ぬ時があるって知ってるかい?」
「なによ」
「一つ目は生命体として活動しなくなったとき、2つ目は死者として弄ばれた時、そして・・・忘れ去られた時の3つ」
「あの子は私達の中で生きてるわ・・・」
ミントは緋音の顔を真っ直ぐ見ることが出来なかった、全てを見透されてしまいそうだから
「でも、ソランちゃんと灰高登の中では死んでる」
「どうすればいいっていうの・・・」
「それを考えよう、二人・・・いや三人の為に」
セキハが目を開けて一言
「というかそのうち思い出すんじゃないか?自分たちで」
「「・・・・・・」」
なんというシリアスブレイク
「あなた・・・空気読みましょうね」 ミントは右手に渦状にした真空波を
「セッキー・・・歯ぁ食いしばれ」 緋音は鳳凰の拳の構えを
「ふたりとも、ストップストッ・・・・・ぎゃあああああああ!」
それはそれはすごい衝撃だったとご近所さんは語る
「ん?」
ハイコドが狼耳をピコピコさせる
「ハコ、どうかした?」
「んー気のせいかな、セキハさんの声が・・・」
「どうせお母さんの鉄拳制裁でしょ、それよりも~♫」
「そうだね~わふ~♫」
親たちがそんな話をしているとは露知らず二人はいちゃついていましたとさ
おしまい
9月下旬
「かんぱーい!」
いさり火リビングに4人の声が響く
今日はハイコドとソランが出会った日だ
小さいながらもそのお祝いというわけだ
「・・・あっという間だね、あれから一年」
ソランが感傷に浸りながらつぶやくように言う
「初めて見て、一目惚れしちゃって、告白して、付き合って・・・・」
「そして今・・・」
ハイコドがソランに顔を近づける・・・・
そこに
「あーお二人さん、ワタシ達がいること忘れてませんかね?」
コクコクとジュースを飲みながら信が言葉の棒を突っ込む
その隣では兎姿の風花がピザを器用にもきゅもきゅと食べている
いいのかウサギがピザ食って?
「はぁ・・・イイトコなんだからさぁ」
「そういうことは夜中とか自分たちの部屋でしなさい」
むぐっ、とハイコドは言葉に詰まってしまった
「ごめんね~、今は四人で楽しまないとね」
「もくもく・・・・で何をします?」
ソランがそう言った事にハイコドはなんだか変な気持ちになった
あれ、今僕は信と風花が居なかったらと思った?
二人は祝ってくれているのに・・・?
ハイコドは顔に手を当て、天井を見た
「はぁ・・・どうしたんだろ、僕は」
ソランが心配して顔を覗き込む
「ハイコド、大丈夫?」
「うん、大丈夫・・・・・・さて!ゲームしますか!」
いつも通り振舞おう、何さっきのはただの気の迷いだ そう考えることにした
今日は記念日なのだから
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所変わってジーバルス家
「はぁ~こっちの酒もうまいねぇ」
「あら、地球のワインも美味しいじゃない」
「ほらよ、出来たぞピザ」
リビングで竜螺緋音、ミント・ジーバルス、セキハ・ジーバルスがテーブルを囲んでいた
「それにしても緋音、パラミタに来るのに金がかかるはずだが大丈夫なのか?」
緋音は2週間に1回の頻度でパラミタに来ている、普通ならそれを数ヶ月続けただけで破産しかねない
が、そこは竜螺緋音
「あぁ、福引で永久半額券GETしたから大丈夫、更にこの前1000万宝くじで当てた」
「「・・・・・・」」
ジーバルス夫妻は無言になった
ここで説明しておこう、緋音について
緋音は契約してあることが変わった、筋力?知能?否、運である。それもとびっきりの
強運
契約してから緋音は宝くじを買えば外れを引いたことが無い
今までこの強運に何度も助けられたことが二人にはあった
「相変わらずね・・・」
「おかげさまで、そして今日来たのはこうしてセキハのピザを食って酒を飲むためではないのさ」
違ったんだ・・・と心のなかで夫妻はシンクロした
「お盆の時に何でも死者と一日会える祭りがあったとか」
「ええ、そうね・・・」
ミントは緋音が何を言いたいのか理解した
「運がいいのか悪いのか灰高登たちは行かなかった」
「・・・・・・・」
「アイツらを・・・信じてみねぇか?ニナの事・・・」
「ダメよ!!!」
ミントが声を荒らげた、セキハは腕を組んで目をつぶって話を聞いている
「あの子達にそのことを言って何になるの?今このまま進めば二人はうまくいくのよ!」
「・・・・ミント、人には何度か死ぬ時があるって知ってるかい?」
「なによ」
「一つ目は生命体として活動しなくなったとき、2つ目は死者として弄ばれた時、そして・・・忘れ去られた時の3つ」
「あの子は私達の中で生きてるわ・・・」
ミントは緋音の顔を真っ直ぐ見ることが出来なかった、全てを見透されてしまいそうだから
「でも、ソランちゃんと灰高登の中では死んでる」
「どうすればいいっていうの・・・」
「それを考えよう、二人・・・いや三人の為に」
セキハが目を開けて一言
「というかそのうち思い出すんじゃないか?自分たちで」
「「・・・・・・」」
なんというシリアスブレイク
「あなた・・・空気読みましょうね」 ミントは右手に渦状にした真空波を
「セッキー・・・歯ぁ食いしばれ」 緋音は鳳凰の拳の構えを
「ふたりとも、ストップストッ・・・・・ぎゃあああああああ!」
それはそれはすごい衝撃だったとご近所さんは語る
「ん?」
ハイコドが狼耳をピコピコさせる
「ハコ、どうかした?」
「んー気のせいかな、セキハさんの声が・・・」
「どうせお母さんの鉄拳制裁でしょ、それよりも~♫」
「そうだね~わふ~♫」
親たちがそんな話をしているとは露知らず二人はいちゃついていましたとさ
おしまい
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