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それは信もソランも寝ている時に来た
僕の携帯に【寝ているソランにナイフを突きつけた画像】を添付されたメールには
「今から15分以内に◯◯公園に兎を連れて来い、画像の意味がわかるな?一人と一匹で来い
入口から4つ目の街灯の下にだ」
と表示されていた
色々疑問はあったがともかく行くしかない
僕の携帯に【寝ているソランにナイフを突きつけた画像】を添付されたメールには
「今から15分以内に◯◯公園に兎を連れて来い、画像の意味がわかるな?一人と一匹で来い
入口から4つ目の街灯の下にだ」
と表示されていた
色々疑問はあったがともかく行くしかない
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午前0時すぎ
鳥のさえずりも、人の声も聞こえない
聞こえたとしたらそれは木々が風にざわめく音
これから起こることに不安を抱いた声にも聞こえる。
ハイコドはメールを見た直後ソランの部屋に入った
幸い襲われた様子は無く、胸を撫で下ろしはしたがさっきの画像はパッと見合成でもなかった
ということは相手は【いつでもお前の恋人を手にかけれる】と言っているのと等しい事になる
なぜふーちゃんを連れてこいと言ったのかはまだ分からないが眠っているふーちゃんを抱え、ナイフ、バックラー煙幕ファンデーションをポシェットに入れ約束の場所に来た
ハイコドは深呼吸し、いつでもバックラーをつかえるようにして言った
「おい、僕に何のようだ!呼び出して何がしたいんだ!」
返ってきたのは沈黙・・・・
おかしい、あんなメールを送ってくるなら待ち伏せしているか遠くで見ているしかない
付近に罠が無いことは確認済みだ
その時ふーちゃんが起きてとてててて、とハイコドと距離を置く
「だめだよふーちゃん、何があるのかわからないん・・・」
その声を遮るように
「約束通り一人出来ましたわね、それでよい、ですわ」
若い女の声がした
「そこか」
ハイコドは超感覚で瞬発力を上げ、声の方・・・ベンチの裏に接近する
焦ったようにベンチの後ろを確認する
そこには小型スピーカーが置いてあった、しまったとハイコドは思い、盾を構えながら横に飛ぶ
「くっ!」
案の定、スピーカーの横から銃弾・・・いやBB弾が飛んできた
音がないことからご丁寧にサイレンサーも付けているらしい
さっきまで立っていた位置にBB弾が通って行く
避けきれなかったBB弾を盾で受け流す
相手はどうやらこちらを殺す事が目的では無く試しているようだった
ガサガサと周りの茂みから音がする
ハイコドの周りをぐるぐる回るように音が移動する
音で判断しようと思ってもどこから来るかわからない、でも
「こういう時は・・・」
体を半回転しながら盾を持った手で裏拳をする
「後ろに来るはず!」
ゴスッと鈍い音がなり
「ぐぁ!」
しっかりとした手応えがあった、急いで殴った相手の喉元にナイフを近づける
「何が目的なんだ、あなたはだれだ!」
そこではっきりと相手の姿が確認できた
まず目がいったのは頭の耳、形状からして兎のたれ耳、獣人だ
顔立ちは整っていて目は細めている、いや糸目なのか?
「あわわわ・・・・ストップ、ストップ!ですわ」
「だからだれですか!名前、所属、その他もろもろ!」
「・・・・というか見てもらえれば早いかと、ですわ」
「?」
獣人の女はスルと獣形態に変化する
変化した姿を見てハイコドは驚いた
もこもこの体毛、垂れた耳、一応見えている赤い目
「ふーちゃん!?」
ふーちゃんはキュー!と鳴きまた人の姿になった
「そうですわ、ハコ兄様」
「・・・・・・はい?兄様・・・?」
ハイコドは 混乱に なった!
とりあえず、あやしいのでナイフを突きつけながら二人はベンチに座る
「えっと、簡単にいいますと私は獣人だったということがわかりました、ですわ」
「いや、説明になってないというか・・・・ホントにふーちゃん?偽物じゃないの?」
嘘感知なんて便利スキルをハイコドは持ち合わせていないのであくまで疑うしかない
「そうですわね・・・・この前ハコ兄様は信様のとっておいたロールケーキを食べた、ソラ姉様のベットで匂いを嗅いでいた等々・・・」
ソラ姉様というのはソランの事だとすると・・・あぁ居たなあの時ふーちゃん、とハイコドは納得した
「・・・わかった、それ以上言わないで信じるから、というかお願いしますやめてください」
「ほんとうですか!?」
「それはそうと前になんでこんなコトしたの?」
「それはですね・・・」
ふーちゃんは初めから順に説明した
なんでも自分が獣人とわかったのはソランの変身を見ていたからで、初めて変身したときになんでか母さん・・・竜螺緋音に連絡したらしい、僕の携帯で
そこで母さんは色々手招きをしてふーちゃんを北海道に連れてきたらしい
この一ヶ月いなかったのはそれが理由らしい、ちなみにおやっさんは今も旅行中
その時に色々と教えてもらっていたらしい、字の書き方、戦い方、礼儀作法等の基本的なことを
それで帰る際に母さんはこう言ったらしい
「どうせなら灰高登を試してみてよ、しっかり強くなってるならあんたを撃退するだろうし、出来なかったらサボっていたということだから」、と
・・・余計なお世話だ、そんな事をするなら自分がくればいいのに、と言いたくなった
「あ、それと夏休みにでも家に帰って来たら鍛えてやるからなといってました、ですわ」
・・・帰る気が失せた気がしたハイコドだった
「それにしてもそれなら皆の前で言ってくれればよかったのに」
間髪入れずにふーちゃんは
「それは無理ですわ、私が獣人だったなんて二人に知られたらとんでもないことに」
と頭を抱えブルブル震えながら言った
「えっと、どうして?」
「それは・・・ソラ姉様の罠のコードを噛み切ってしまったり、信様の隠していたお菓子を食べてしまったり等々が、ですわ・・・」
遠い目をしながらふーちゃんは・・・ってそうだ
「そういえば名前はどうするの」
「それなら緋音さんがつけてくれました、ですわ では」
そういうと立ち上がってハイコドの方を向き
「白銀 風花それが私の名前、ですわ」
「白銀か・・・母さんらしいというか」
これで灰、空、藍、銀の四色となった・・・・からどうだってことはない、無いのだ。というか暖色が一つもないとは これいかに?
よいしょっとハイコドは立ち上がり風花を見た、そこであることに気づいた デカイのだ、身長が
ハイコドと風花のその差10cmすこし見上げる形になる
改めて風花を見る。少し視線を下ろせば大きな山があった
(おっきい・・・・ソランよりある)
着ていた服はジャージだったがしっかりとその大きさは確認できる
「どうかしましたか?、ですわ」
「う、ううんなんでもない、それで契約するの?」
風花は目を閉じ(糸目なのでほとんど変わらないが)手を胸に当て
「はい」
ただ一言そう言った
「いいんだね・・・」
「はい・・・・」
風花は手を出し、ハイコドは手の甲にキスをした
二人の間でつながるのが分かる、契約完了である
「でわ、帰りましょうかハコ兄様」
「うん」
兄様、という呼ばれ方はなんとかしたかったが、まぁ今はいいとしよう
「で、結局その姿なのね」
今風花はうさぎの姿でハイコドの隣をトコトコ歩いている
「ええ、その時が来たら二人にも教えます、ですわ」
「その時、ねぇ・・・」
「なのでこれからも今まで通りうさぎとして、ペットとして接して欲しい、ですわ」
しかし、相手を人と知りその上でペット扱いするのは難しい気がするとハイコドは考えた
「よろしくね、風花」
「ええ・・・・お願いですが、抱っこしてくれませんか?ですわ」
ひょいっとふーちゃんを抱えて二人はとぼとぼ家へと帰っていった
明日からまた騒がしくなる、そう確信した
午前0時すぎ
鳥のさえずりも、人の声も聞こえない
聞こえたとしたらそれは木々が風にざわめく音
これから起こることに不安を抱いた声にも聞こえる。
ハイコドはメールを見た直後ソランの部屋に入った
幸い襲われた様子は無く、胸を撫で下ろしはしたがさっきの画像はパッと見合成でもなかった
ということは相手は【いつでもお前の恋人を手にかけれる】と言っているのと等しい事になる
なぜふーちゃんを連れてこいと言ったのかはまだ分からないが眠っているふーちゃんを抱え、ナイフ、バックラー煙幕ファンデーションをポシェットに入れ約束の場所に来た
ハイコドは深呼吸し、いつでもバックラーをつかえるようにして言った
「おい、僕に何のようだ!呼び出して何がしたいんだ!」
返ってきたのは沈黙・・・・
おかしい、あんなメールを送ってくるなら待ち伏せしているか遠くで見ているしかない
付近に罠が無いことは確認済みだ
その時ふーちゃんが起きてとてててて、とハイコドと距離を置く
「だめだよふーちゃん、何があるのかわからないん・・・」
その声を遮るように
「約束通り一人出来ましたわね、それでよい、ですわ」
若い女の声がした
「そこか」
ハイコドは超感覚で瞬発力を上げ、声の方・・・ベンチの裏に接近する
焦ったようにベンチの後ろを確認する
そこには小型スピーカーが置いてあった、しまったとハイコドは思い、盾を構えながら横に飛ぶ
「くっ!」
案の定、スピーカーの横から銃弾・・・いやBB弾が飛んできた
音がないことからご丁寧にサイレンサーも付けているらしい
さっきまで立っていた位置にBB弾が通って行く
避けきれなかったBB弾を盾で受け流す
相手はどうやらこちらを殺す事が目的では無く試しているようだった
ガサガサと周りの茂みから音がする
ハイコドの周りをぐるぐる回るように音が移動する
音で判断しようと思ってもどこから来るかわからない、でも
「こういう時は・・・」
体を半回転しながら盾を持った手で裏拳をする
「後ろに来るはず!」
ゴスッと鈍い音がなり
「ぐぁ!」
しっかりとした手応えがあった、急いで殴った相手の喉元にナイフを近づける
「何が目的なんだ、あなたはだれだ!」
そこではっきりと相手の姿が確認できた
まず目がいったのは頭の耳、形状からして兎のたれ耳、獣人だ
顔立ちは整っていて目は細めている、いや糸目なのか?
「あわわわ・・・・ストップ、ストップ!ですわ」
「だからだれですか!名前、所属、その他もろもろ!」
「・・・・というか見てもらえれば早いかと、ですわ」
「?」
獣人の女はスルと獣形態に変化する
変化した姿を見てハイコドは驚いた
もこもこの体毛、垂れた耳、一応見えている赤い目
「ふーちゃん!?」
ふーちゃんはキュー!と鳴きまた人の姿になった
「そうですわ、ハコ兄様」
「・・・・・・はい?兄様・・・?」
ハイコドは 混乱に なった!
とりあえず、あやしいのでナイフを突きつけながら二人はベンチに座る
「えっと、簡単にいいますと私は獣人だったということがわかりました、ですわ」
「いや、説明になってないというか・・・・ホントにふーちゃん?偽物じゃないの?」
嘘感知なんて便利スキルをハイコドは持ち合わせていないのであくまで疑うしかない
「そうですわね・・・・この前ハコ兄様は信様のとっておいたロールケーキを食べた、ソラ姉様のベットで匂いを嗅いでいた等々・・・」
ソラ姉様というのはソランの事だとすると・・・あぁ居たなあの時ふーちゃん、とハイコドは納得した
「・・・わかった、それ以上言わないで信じるから、というかお願いしますやめてください」
「ほんとうですか!?」
「それはそうと前になんでこんなコトしたの?」
「それはですね・・・」
ふーちゃんは初めから順に説明した
なんでも自分が獣人とわかったのはソランの変身を見ていたからで、初めて変身したときになんでか母さん・・・竜螺緋音に連絡したらしい、僕の携帯で
そこで母さんは色々手招きをしてふーちゃんを北海道に連れてきたらしい
この一ヶ月いなかったのはそれが理由らしい、ちなみにおやっさんは今も旅行中
その時に色々と教えてもらっていたらしい、字の書き方、戦い方、礼儀作法等の基本的なことを
それで帰る際に母さんはこう言ったらしい
「どうせなら灰高登を試してみてよ、しっかり強くなってるならあんたを撃退するだろうし、出来なかったらサボっていたということだから」、と
・・・余計なお世話だ、そんな事をするなら自分がくればいいのに、と言いたくなった
「あ、それと夏休みにでも家に帰って来たら鍛えてやるからなといってました、ですわ」
・・・帰る気が失せた気がしたハイコドだった
「それにしてもそれなら皆の前で言ってくれればよかったのに」
間髪入れずにふーちゃんは
「それは無理ですわ、私が獣人だったなんて二人に知られたらとんでもないことに」
と頭を抱えブルブル震えながら言った
「えっと、どうして?」
「それは・・・ソラ姉様の罠のコードを噛み切ってしまったり、信様の隠していたお菓子を食べてしまったり等々が、ですわ・・・」
遠い目をしながらふーちゃんは・・・ってそうだ
「そういえば名前はどうするの」
「それなら緋音さんがつけてくれました、ですわ では」
そういうと立ち上がってハイコドの方を向き
「白銀 風花それが私の名前、ですわ」
「白銀か・・・母さんらしいというか」
これで灰、空、藍、銀の四色となった・・・・からどうだってことはない、無いのだ。というか暖色が一つもないとは これいかに?
よいしょっとハイコドは立ち上がり風花を見た、そこであることに気づいた デカイのだ、身長が
ハイコドと風花のその差10cmすこし見上げる形になる
改めて風花を見る。少し視線を下ろせば大きな山があった
(おっきい・・・・ソランよりある)
着ていた服はジャージだったがしっかりとその大きさは確認できる
「どうかしましたか?、ですわ」
「う、ううんなんでもない、それで契約するの?」
風花は目を閉じ(糸目なのでほとんど変わらないが)手を胸に当て
「はい」
ただ一言そう言った
「いいんだね・・・」
「はい・・・・」
風花は手を出し、ハイコドは手の甲にキスをした
二人の間でつながるのが分かる、契約完了である
「でわ、帰りましょうかハコ兄様」
「うん」
兄様、という呼ばれ方はなんとかしたかったが、まぁ今はいいとしよう
「で、結局その姿なのね」
今風花はうさぎの姿でハイコドの隣をトコトコ歩いている
「ええ、その時が来たら二人にも教えます、ですわ」
「その時、ねぇ・・・」
「なのでこれからも今まで通りうさぎとして、ペットとして接して欲しい、ですわ」
しかし、相手を人と知りその上でペット扱いするのは難しい気がするとハイコドは考えた
「よろしくね、風花」
「ええ・・・・お願いですが、抱っこしてくれませんか?ですわ」
ひょいっとふーちゃんを抱えて二人はとぼとぼ家へと帰っていった
明日からまた騒がしくなる、そう確信した
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