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近頃小型飛行艇を改造したものが流行っているみたいだ
・・・・いいなぁ僕も欲しい
そんな風に思っていた少し前のお話
_________________
ヒプラニア郊外
「ガルフさん!いますかー!」
脇腹くらいまでの長さの黒髪を後ろで束ね、顔に傷のある少年がプレハブ小屋の扉をノックする
コンコン・・・・・・・コンコン・・・・・・コンコンコンコンコンk
「うるせぇ!一回やりゃわかるわ!クソガキが!」
バコン!と豪快な音と共に全身傷跡だらけの茶髪でオールバックの中年男性が怒鳴りながら出てきた
「うう・・・すみません」
「・・・まぁいい、茶くらいは出す入れや」
そう言われガルフと呼ばれた男についていく
中はこじんまりとしているが義手義足、そのパーツが飾られていたり無造作に置かれている
しかし足の踏み場だけは確保されているので間違って転ぶことはない
今回ハイコドがツァンダから離れたこの場所に来たのはある理由がある
一つは義手のメンテナンス
「・・・・・・お前普段どんな生活しているんだ?関節部が磨耗しまくっているぞ、あーそっちのスペアも見といてやるよ」
「たはは・・・未来の嫁とのじゃれ合いといいますか」
ガルフがギギギとハイコドの方に顔を向ける、しかし義手をメンテナンスする手は止まらない
「おめぇ、間違った選択してねぇか?仮にも機晶姫が使うようなパーツを使った義手だぞ?そんな暴力女別れちまえ」
その瞬間ガルフの目の前に銃型HCのモニターを付きつけられる、画面にはソランの写真がうつっていた
ハイコドは睨みつけるよに反論する
「ソランはやさしいよ?僕がアホやるせいでプロレス技掛けられはするけど世界で一番僕のことを愛してくれている人だ、悪く言わないでほしいね」
「うっ・・・わかったよ・・・んな怖いするなって・・・でどれどれ・・・・・・・カワイイじゃねか、胸もデカイし」
次の瞬間、ハイコドの顔がふにゃぁっと崩れる
「でしょ~、かわいいし恥ずかしくなるとうずくまって尻尾で顔隠すし、微妙にMだし、天使みたいなんだよ~」
ああ、うぜぇウザ過ぎるこいつに恋人に関する話題はしないでおこう とガルフは思った
・
・
・
「ホイよメンテ終了、修理パーツ、人工筋肉はヒプラニアの店で買えるしグリスやオイル等はツァンダでも買えるだろ」
「ありがとガルフさん、はいこれ」
ハイコドはそう言って代金の入った袋を渡す
「よっと・・・ひいふうみい・・・・よしちゃんとあるな」
いつもならここで帰宅するが
「で、ここから本題」
つかつかと小屋の外に置いてある机にイメージ図を広げる
「ほいきた・・・どれどれ、おめえこれを俺に作れってか?」
そして二つ目
二人が見ているのは
サーフボード型の小型飛行艇の設計図だった
「ガルフさんなら楽勝かと思いまして」
「あのな・・・俺は義手や義足の職人だぞ、小型飛行艇の改造なんざ・・・」
そこにずいっとハイコドの腕が迫る
「大丈夫です、そのへんも考えています」
そして腕を図面に向ける
「まずここ、エンジン部にのみ機晶石を使うともしもの時まずい、なのでボード本体にも機晶石を二箇所」
「ふむふむ」
「そして余剰エネルギーをボードの浮遊させるためのエネルギーとします、そのための縁です」
「ふむ」
「こうすればエンジン部が壊れても落下速度は落とせると思うんです」
「うーん・・・・」
「ちなみに全て義手の機晶エネルギー展開方式と同じです!!」
ガルフは腕を組み考え・・・
「とりあえずいいたいことは分かった、材料を持ってきな数日で作ってやる」
「ありがとうございます!!!」
「・・・・・しかしおまえさんも頑張るねぇ、数カ月前に荒野で左腕をミンチにされて捨てられていたヤツとは思えんな」
「あの時のことはなんてお礼を言ったらいいか・・・」
ハイコドはほぼ直角に頭を下げ、礼を言った
ガルフは照れくさそうに頭を掻きながら
「あのなぁ・・・あくまで新作の義手を試してみたかっただけなんだからな?」
ツンデレ乙
「ふふ、そういう事にしておきますよ・・・では」
その数日後、いさり火に大きな荷物がやってくる・・・・・
ちなみに初めて乗ったときは
「ぎゃーーー!」
急発進して頭を打ったとか
おしまい
_________________
あとがき
新キャラのガルフさんが登場しました
筋肉ムキムキの渋いおっちゃんです
腕がミンチやらなんやらの話はまた別の機会にでも・・・・
読んでいただきありがとうございました~
・・・・いいなぁ僕も欲しい
そんな風に思っていた少し前のお話
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ヒプラニア郊外
「ガルフさん!いますかー!」
脇腹くらいまでの長さの黒髪を後ろで束ね、顔に傷のある少年がプレハブ小屋の扉をノックする
コンコン・・・・・・・コンコン・・・・・・コンコンコンコンコンk
「うるせぇ!一回やりゃわかるわ!クソガキが!」
バコン!と豪快な音と共に全身傷跡だらけの茶髪でオールバックの中年男性が怒鳴りながら出てきた
「うう・・・すみません」
「・・・まぁいい、茶くらいは出す入れや」
そう言われガルフと呼ばれた男についていく
中はこじんまりとしているが義手義足、そのパーツが飾られていたり無造作に置かれている
しかし足の踏み場だけは確保されているので間違って転ぶことはない
今回ハイコドがツァンダから離れたこの場所に来たのはある理由がある
一つは義手のメンテナンス
「・・・・・・お前普段どんな生活しているんだ?関節部が磨耗しまくっているぞ、あーそっちのスペアも見といてやるよ」
「たはは・・・未来の嫁とのじゃれ合いといいますか」
ガルフがギギギとハイコドの方に顔を向ける、しかし義手をメンテナンスする手は止まらない
「おめぇ、間違った選択してねぇか?仮にも機晶姫が使うようなパーツを使った義手だぞ?そんな暴力女別れちまえ」
その瞬間ガルフの目の前に銃型HCのモニターを付きつけられる、画面にはソランの写真がうつっていた
ハイコドは睨みつけるよに反論する
「ソランはやさしいよ?僕がアホやるせいでプロレス技掛けられはするけど世界で一番僕のことを愛してくれている人だ、悪く言わないでほしいね」
「うっ・・・わかったよ・・・んな怖いするなって・・・でどれどれ・・・・・・・カワイイじゃねか、胸もデカイし」
次の瞬間、ハイコドの顔がふにゃぁっと崩れる
「でしょ~、かわいいし恥ずかしくなるとうずくまって尻尾で顔隠すし、微妙にMだし、天使みたいなんだよ~」
ああ、うぜぇウザ過ぎるこいつに恋人に関する話題はしないでおこう とガルフは思った
・
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・
「ホイよメンテ終了、修理パーツ、人工筋肉はヒプラニアの店で買えるしグリスやオイル等はツァンダでも買えるだろ」
「ありがとガルフさん、はいこれ」
ハイコドはそう言って代金の入った袋を渡す
「よっと・・・ひいふうみい・・・・よしちゃんとあるな」
いつもならここで帰宅するが
「で、ここから本題」
つかつかと小屋の外に置いてある机にイメージ図を広げる
「ほいきた・・・どれどれ、おめえこれを俺に作れってか?」
そして二つ目
二人が見ているのは
サーフボード型の小型飛行艇の設計図だった
「ガルフさんなら楽勝かと思いまして」
「あのな・・・俺は義手や義足の職人だぞ、小型飛行艇の改造なんざ・・・」
そこにずいっとハイコドの腕が迫る
「大丈夫です、そのへんも考えています」
そして腕を図面に向ける
「まずここ、エンジン部にのみ機晶石を使うともしもの時まずい、なのでボード本体にも機晶石を二箇所」
「ふむふむ」
「そして余剰エネルギーをボードの浮遊させるためのエネルギーとします、そのための縁です」
「ふむ」
「こうすればエンジン部が壊れても落下速度は落とせると思うんです」
「うーん・・・・」
「ちなみに全て義手の機晶エネルギー展開方式と同じです!!」
ガルフは腕を組み考え・・・
「とりあえずいいたいことは分かった、材料を持ってきな数日で作ってやる」
「ありがとうございます!!!」
「・・・・・しかしおまえさんも頑張るねぇ、数カ月前に荒野で左腕をミンチにされて捨てられていたヤツとは思えんな」
「あの時のことはなんてお礼を言ったらいいか・・・」
ハイコドはほぼ直角に頭を下げ、礼を言った
ガルフは照れくさそうに頭を掻きながら
「あのなぁ・・・あくまで新作の義手を試してみたかっただけなんだからな?」
ツンデレ乙
「ふふ、そういう事にしておきますよ・・・では」
その数日後、いさり火に大きな荷物がやってくる・・・・・
ちなみに初めて乗ったときは
「ぎゃーーー!」
急発進して頭を打ったとか
おしまい
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あとがき
新キャラのガルフさんが登場しました
筋肉ムキムキの渋いおっちゃんです
腕がミンチやらなんやらの話はまた別の機会にでも・・・・
読んでいただきありがとうございました~
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