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今日は久々にソランとデートにいける!
どうしようかな・・・・・うーん
____________
ふんふんふ~んと部屋の中から鼻歌が聞こえてくる
うれしそうに楽しそうに
「どれにしようっかな~♪」
銀髪に狼の耳と尻尾が生えた女の子、ソランが部屋に敷き詰められたようにばら撒かれた服を鏡の前で見比べていた
つい先日までいろいろとゴタゴタしていたため恋人であるハイコドとのデートが3週間ぶりとなってしまったのだ
という訳でいつものデートよりも気合が入っていた
「うーん、こっちだと地味だしこっちは・・・・狙い過ぎだよね、だめだめ」
ぽーんぽーんと服がベットの上に積み重ねられていく
・・・・もはやどこに閉まっていたんだと言いたくなるような山が出来上がった
その時ドアがノックして風花が入ってきた
「ソラ姉様、大丈夫ですか?」
「ふーかー・・・決まんないよー」
「あらあら、それならこういうのはどうでしょう?」
そう言うと風花はソランに耳打ちで何かを呟いた、ソランは風花が言ったことに納得して実行することにした
____________
次の日、僕とソランは海京で待ち合わせることになった
・・・同棲してるんだから一緒に行けばいいじゃないかというツッコミは無しで、こうでもしないと変化がないのだ
てなわけで、約束の10分前に目的の喫茶店に来たわけですが・・・
「・・・・・なにしてんの、ソラン」
なぜかソランは獣化して子供たちにモフられていた
「あ、ハイコド!んとね、迷子の子どもをあやしていたらなんか集まっちゃって・・・」
そう言われている間も尻尾を触られたり撫でられたりしまくってる・・・いいもん、普段からもふもふしてるから羨ましくないもん
すると子どものお母さんだろう、男の子に
「ほーら、お姉ちゃん彼氏さんが来たからもうおしまいだって、なんだかすみません・・・」
「いえいえ、約束の時間まではまだ余裕があったので」
「むー・・・お姉ちゃんじゃあね」
「うん、またね」
そう言うとソランは人の姿になって親子に手を振った
「それじゃ・・・行こうか」
「うん!」
僕らは手をつないでショッピングモールへと行くことにした
・・・なんというかデートの時だけ手をつなぐことにドキドキしてしまうんだが
これはアレだろうか?ふだんラフな格好というか家の中が暖かければスポーツブラとパンツだけで歩きまわるような状態とこうしておめかしとかした状態のギャップにドキドキしているのだろうか
「ハコ・・・?なんか鼓動早くなってるけど、大丈夫?」
「あぁうん、だいじょうぶ」
ゼロ距離だとこれですよ・・・おちおちドキドキも出来やしない
____________
「ん~おいしい♪」
とりあえず間食としてクレープをもぐもぐと
ちなみに僕はいちごと生クリームとカスタードのクレープでソラはまさかのピザクレープ・・・・お昼ごはんじゃないんだから
「ソラ~、お昼じゃないんだからね?」
「美味しいんだからいいじゃん~」
・・・このままだといろんな意味でマズイので釘を刺しておこう
「・・・・太るよ?」
「え?でももう少し食べないとまた腹筋が・・・」
「お願いします!食べてください!」
こっちが折れることとなった・・・説明すると、ソラは基本的に筋肉質で普通どおりの食事しかしていないといつの間にやら腹筋が割れているのだ
多分全身の筋肉量としてなら僕より多いかも・・・・
一度バッキバキに割れたことがあってそのお腹を見た僕とミントさんが土下座して脂肪付けてくださいと言ったほどだ
というわけで遠慮無く食べてもらうことにした、さらば僕の小銭達
とか説明している間にクレープを食べ終わってしまったのでこれからの予定を確認することにした
「えーっと、この後どうする?」
「見たい映画があるし、寄ってみたかった食べ物屋とかアクセサリーのお店と・・・・まあ後は近くに行ったらかな?」
「それじゃ、映画館だね」
そういえばソラってどういうジャンルの映画を見るんだろう
普段家でいちゃつくばかりでそういう事に関してはまだ知らないことが多かった
「ハコ、これ見ようよ」
「えーっと」
ソラが指さしたのは動物ものだった
子犬と飼い主の感動モノ
・・・ソラってこういうのが好きなんだ、とか言ってるけど僕もこういうのは好きだ
そのあとはポップコーンとドリンクを買ってチケットも買って席に座ることにした
終了間際の映画だったらしく9割ほどの席が空いていた
ちょこちょこと僕らは後ろ側の席に座る、前過ぎると上を向かないといけないので辛いからだ
暗闇でモクモクとポップコーンを食べながら他の映画番宣が終わるのを待つ
「それにしても、なんで子犬ってあんなに可愛いんだろうね?」
「どうしてだろうね、もふもふしてるから・・・いや、ちいさいから?」
という風に頭をあまり使わずに答える、なんというか尻尾振りながら楽しそうにしてるソラの方が可愛いです
ちなみに現在眼の力発動中なのでほとんど普段通り見えてます、暗闇限定で
『クー!』
『わんわん!』
子犬が飼い主と一緒に成長していき別れる日までの飼い主とペットの友情ストーリーのようだ
ソラはずいぶんと集中して見ているようでこっちを一切見てこない・・・そして尻尾が面白いくらい揺れる揺れる
映画とソラ、両方を見ていたいというこの状態で後ろから物音が聞こえてきた
「やー♪だめだよーこんなところで~」
「いいじゃねえかよ、どうせ誰も聞いてねえんだからよ~」
聞こえとる聞こえとる、まったく超感覚なめるな席を後ろに3、左に2のところにいるチャラカップルが
などと心のなかで思いながら腕時計を反射板代わりにして後ろを見る
「!?」
キ、キス!?こんなところで!?というかそっから先はアウトーーーー!
(無人島で数十人を前にファーストキスをしたり家でそれ以上のことをしている男が言えた言葉ではない)
「あわわわ・・・そ、ソラ・・・」
この状態をどうしたらいいか助け舟を出してもらおうと思ったがソラは映画しか見ておらず気づいていないようだった
・・・そうだ、後ろのことは忘れよう今は映画をちゃんと見ないと
その後、意識を何とか映画に向けて乗り切ることに成功したのだった・・・
「ん~、おもしろかった~ハコはどう思った?」
・・・そうは言われても後ろが気になってあまりお話を覚えていないのですよなんて言えない
「と、とりあえず飼い主とペットの絆は深い・・・かな」
「そうだよね!ふふふ♪」
とりあえず正解の回答を言えたようだ、心のなかでため息を付く
そこでソラがうーんと唸った
「信と風花も元飼い主とペットの関係だけど・・・どうなのかな?」
「そうだね・・・いいと思うよ、普段も仲いいし最初の頃のギクシャクもなくなったし」
「始めのころは・・・・うん、酷かった」
信からすれば今までもふもふしていたのが女の子と分かってもふもふしなくなり、風花からすれば今まで通りのことを人の姿でしようとしたり(お風呂入ったり抱きついたり擦り寄ったり)
「でもさ、私達も家で結構なことしてるのに外ではしないよね、さっき後ろに居たカップルみたいにさ」
「気づいてたんですか・・・・」
「まったく・・・同じことしてくれないのかな~って思ってたのに」
・・・さすがに外ではしないですよソランサン
そのあとはお昼ごはんを食べてお揃いのアクセサリーを買うなどして楽しんだ
途中ランジェリーショップに連れ込まれそうになったので抵抗したことは除く
それにしてもしきりに地面を足でコンコン叩いていたけどどうしたんだろ?
____________
そして晩ご飯の時間になったので帰ろうとした時
ソラはすこし後ろに下がってうつむきながら
「ねぇ、ハコ・・・何か気づかない?」
「ん?」
え、えーっと・・・・すみません、分からないんですが
香水・・・は使ってなかったし、お化粧・・・・は下地くらししかしてないのは知ってる
服だってそうだし・・・・
そんな風に悩んでるうちにしびれを切らしたのか
「もう知らない!」
怒って先に帰ってしまった
どこに気づけばよかったのだろうか
とりあえず叩かれなかっただけ良かったと考えることにして僕も帰ることにした
____________
いさり火に帰って早々なぜか風花に正座させられてしまった
なぜ!?
信も椅子に座って苦笑してるし・・・
風花は仁王立ちに腕組+開眼状態での見下しだから結構怖い
「ハコ兄様、なんで正座させられているかわかります?」
「ソランを怒らせたから?」
「ではなぜ怒らせたのですか」
「・・・・・・わからないです」
分からないといった瞬間にゲンコツを喰らった
何気に痛い
「ソラ姉様、ハコ兄様が履く靴と同じメーカーで同じ色のブーツを履いていたんですよ」
わからねぇよ!?靴に詳しくないもん!
・・・あぁそれでしきりに地面をトントンしていたわけですか
「えーと、つまり」
「ハコ兄様となるべくお揃いの靴にしようとしていたのですわ、というかブーツを履くこと自体ソラ姉様は初めてでしたようですし」
言われてみればブーツを履いていたソラって初めて見たような
「どうせハコ兄様はソラ姉様の胸とか腰とか尻尾とか耳とかしか見ていないんでしょうけど」
嘲り笑うと言うか見下した眼で僕を見る風花、こんにゃろ現に尻尾と耳を見ていただけに何も言い返せない
そこで信が「しかし女子って靴とかも多く持ってるけど意味あるわけ?」等と言って僕と一緒に正座させられることになった
「なんでワタシまで・・・・・・」
「アホですか男は?それじゃあ聞きますが私やソラ姉様が下駄とか草鞋で普段歩いていたらどう思いますか?」
想像するまでもない、あんまり好きじゃない
「女の子にとって靴というのは服と同じで着る服によって変えないといけないんです、お二人みたいにただ動ければいいとか蹴りやすいとか飛び降りた時に衝撃を吸収しやすいとかそういうのじゃないんです!!!」
そこまで言われてしまうと何も言えなくなってしまう
男二人揃ってうつむいたまま顔を上げれなくなってしまった
その後も靴やファッションについての説教を1時間ほど長々と言われる事となった
そしてソラに謝りに行ったらリスみたいに頬をふくらませていた
・・・・可愛いと思ったのはナイショだ
今度からは全身ちゃんと見るようにしよう
おしまい
どうしようかな・・・・・うーん
____________
ふんふんふ~んと部屋の中から鼻歌が聞こえてくる
うれしそうに楽しそうに
「どれにしようっかな~♪」
銀髪に狼の耳と尻尾が生えた女の子、ソランが部屋に敷き詰められたようにばら撒かれた服を鏡の前で見比べていた
つい先日までいろいろとゴタゴタしていたため恋人であるハイコドとのデートが3週間ぶりとなってしまったのだ
という訳でいつものデートよりも気合が入っていた
「うーん、こっちだと地味だしこっちは・・・・狙い過ぎだよね、だめだめ」
ぽーんぽーんと服がベットの上に積み重ねられていく
・・・・もはやどこに閉まっていたんだと言いたくなるような山が出来上がった
その時ドアがノックして風花が入ってきた
「ソラ姉様、大丈夫ですか?」
「ふーかー・・・決まんないよー」
「あらあら、それならこういうのはどうでしょう?」
そう言うと風花はソランに耳打ちで何かを呟いた、ソランは風花が言ったことに納得して実行することにした
____________
次の日、僕とソランは海京で待ち合わせることになった
・・・同棲してるんだから一緒に行けばいいじゃないかというツッコミは無しで、こうでもしないと変化がないのだ
てなわけで、約束の10分前に目的の喫茶店に来たわけですが・・・
「・・・・・なにしてんの、ソラン」
なぜかソランは獣化して子供たちにモフられていた
「あ、ハイコド!んとね、迷子の子どもをあやしていたらなんか集まっちゃって・・・」
そう言われている間も尻尾を触られたり撫でられたりしまくってる・・・いいもん、普段からもふもふしてるから羨ましくないもん
すると子どものお母さんだろう、男の子に
「ほーら、お姉ちゃん彼氏さんが来たからもうおしまいだって、なんだかすみません・・・」
「いえいえ、約束の時間まではまだ余裕があったので」
「むー・・・お姉ちゃんじゃあね」
「うん、またね」
そう言うとソランは人の姿になって親子に手を振った
「それじゃ・・・行こうか」
「うん!」
僕らは手をつないでショッピングモールへと行くことにした
・・・なんというかデートの時だけ手をつなぐことにドキドキしてしまうんだが
これはアレだろうか?ふだんラフな格好というか家の中が暖かければスポーツブラとパンツだけで歩きまわるような状態とこうしておめかしとかした状態のギャップにドキドキしているのだろうか
「ハコ・・・?なんか鼓動早くなってるけど、大丈夫?」
「あぁうん、だいじょうぶ」
ゼロ距離だとこれですよ・・・おちおちドキドキも出来やしない
____________
「ん~おいしい♪」
とりあえず間食としてクレープをもぐもぐと
ちなみに僕はいちごと生クリームとカスタードのクレープでソラはまさかのピザクレープ・・・・お昼ごはんじゃないんだから
「ソラ~、お昼じゃないんだからね?」
「美味しいんだからいいじゃん~」
・・・このままだといろんな意味でマズイので釘を刺しておこう
「・・・・太るよ?」
「え?でももう少し食べないとまた腹筋が・・・」
「お願いします!食べてください!」
こっちが折れることとなった・・・説明すると、ソラは基本的に筋肉質で普通どおりの食事しかしていないといつの間にやら腹筋が割れているのだ
多分全身の筋肉量としてなら僕より多いかも・・・・
一度バッキバキに割れたことがあってそのお腹を見た僕とミントさんが土下座して脂肪付けてくださいと言ったほどだ
というわけで遠慮無く食べてもらうことにした、さらば僕の小銭達
とか説明している間にクレープを食べ終わってしまったのでこれからの予定を確認することにした
「えーっと、この後どうする?」
「見たい映画があるし、寄ってみたかった食べ物屋とかアクセサリーのお店と・・・・まあ後は近くに行ったらかな?」
「それじゃ、映画館だね」
そういえばソラってどういうジャンルの映画を見るんだろう
普段家でいちゃつくばかりでそういう事に関してはまだ知らないことが多かった
「ハコ、これ見ようよ」
「えーっと」
ソラが指さしたのは動物ものだった
子犬と飼い主の感動モノ
・・・ソラってこういうのが好きなんだ、とか言ってるけど僕もこういうのは好きだ
そのあとはポップコーンとドリンクを買ってチケットも買って席に座ることにした
終了間際の映画だったらしく9割ほどの席が空いていた
ちょこちょこと僕らは後ろ側の席に座る、前過ぎると上を向かないといけないので辛いからだ
暗闇でモクモクとポップコーンを食べながら他の映画番宣が終わるのを待つ
「それにしても、なんで子犬ってあんなに可愛いんだろうね?」
「どうしてだろうね、もふもふしてるから・・・いや、ちいさいから?」
という風に頭をあまり使わずに答える、なんというか尻尾振りながら楽しそうにしてるソラの方が可愛いです
ちなみに現在眼の力発動中なのでほとんど普段通り見えてます、暗闇限定で
『クー!』
『わんわん!』
子犬が飼い主と一緒に成長していき別れる日までの飼い主とペットの友情ストーリーのようだ
ソラはずいぶんと集中して見ているようでこっちを一切見てこない・・・そして尻尾が面白いくらい揺れる揺れる
映画とソラ、両方を見ていたいというこの状態で後ろから物音が聞こえてきた
「やー♪だめだよーこんなところで~」
「いいじゃねえかよ、どうせ誰も聞いてねえんだからよ~」
聞こえとる聞こえとる、まったく超感覚なめるな席を後ろに3、左に2のところにいるチャラカップルが
などと心のなかで思いながら腕時計を反射板代わりにして後ろを見る
「!?」
キ、キス!?こんなところで!?というかそっから先はアウトーーーー!
(無人島で数十人を前にファーストキスをしたり家でそれ以上のことをしている男が言えた言葉ではない)
「あわわわ・・・そ、ソラ・・・」
この状態をどうしたらいいか助け舟を出してもらおうと思ったがソラは映画しか見ておらず気づいていないようだった
・・・そうだ、後ろのことは忘れよう今は映画をちゃんと見ないと
その後、意識を何とか映画に向けて乗り切ることに成功したのだった・・・
「ん~、おもしろかった~ハコはどう思った?」
・・・そうは言われても後ろが気になってあまりお話を覚えていないのですよなんて言えない
「と、とりあえず飼い主とペットの絆は深い・・・かな」
「そうだよね!ふふふ♪」
とりあえず正解の回答を言えたようだ、心のなかでため息を付く
そこでソラがうーんと唸った
「信と風花も元飼い主とペットの関係だけど・・・どうなのかな?」
「そうだね・・・いいと思うよ、普段も仲いいし最初の頃のギクシャクもなくなったし」
「始めのころは・・・・うん、酷かった」
信からすれば今までもふもふしていたのが女の子と分かってもふもふしなくなり、風花からすれば今まで通りのことを人の姿でしようとしたり(お風呂入ったり抱きついたり擦り寄ったり)
「でもさ、私達も家で結構なことしてるのに外ではしないよね、さっき後ろに居たカップルみたいにさ」
「気づいてたんですか・・・・」
「まったく・・・同じことしてくれないのかな~って思ってたのに」
・・・さすがに外ではしないですよソランサン
そのあとはお昼ごはんを食べてお揃いのアクセサリーを買うなどして楽しんだ
途中ランジェリーショップに連れ込まれそうになったので抵抗したことは除く
それにしてもしきりに地面を足でコンコン叩いていたけどどうしたんだろ?
____________
そして晩ご飯の時間になったので帰ろうとした時
ソラはすこし後ろに下がってうつむきながら
「ねぇ、ハコ・・・何か気づかない?」
「ん?」
え、えーっと・・・・すみません、分からないんですが
香水・・・は使ってなかったし、お化粧・・・・は下地くらししかしてないのは知ってる
服だってそうだし・・・・
そんな風に悩んでるうちにしびれを切らしたのか
「もう知らない!」
怒って先に帰ってしまった
どこに気づけばよかったのだろうか
とりあえず叩かれなかっただけ良かったと考えることにして僕も帰ることにした
____________
いさり火に帰って早々なぜか風花に正座させられてしまった
なぜ!?
信も椅子に座って苦笑してるし・・・
風花は仁王立ちに腕組+開眼状態での見下しだから結構怖い
「ハコ兄様、なんで正座させられているかわかります?」
「ソランを怒らせたから?」
「ではなぜ怒らせたのですか」
「・・・・・・わからないです」
分からないといった瞬間にゲンコツを喰らった
何気に痛い
「ソラ姉様、ハコ兄様が履く靴と同じメーカーで同じ色のブーツを履いていたんですよ」
わからねぇよ!?靴に詳しくないもん!
・・・あぁそれでしきりに地面をトントンしていたわけですか
「えーと、つまり」
「ハコ兄様となるべくお揃いの靴にしようとしていたのですわ、というかブーツを履くこと自体ソラ姉様は初めてでしたようですし」
言われてみればブーツを履いていたソラって初めて見たような
「どうせハコ兄様はソラ姉様の胸とか腰とか尻尾とか耳とかしか見ていないんでしょうけど」
嘲り笑うと言うか見下した眼で僕を見る風花、こんにゃろ現に尻尾と耳を見ていただけに何も言い返せない
そこで信が「しかし女子って靴とかも多く持ってるけど意味あるわけ?」等と言って僕と一緒に正座させられることになった
「なんでワタシまで・・・・・・」
「アホですか男は?それじゃあ聞きますが私やソラ姉様が下駄とか草鞋で普段歩いていたらどう思いますか?」
想像するまでもない、あんまり好きじゃない
「女の子にとって靴というのは服と同じで着る服によって変えないといけないんです、お二人みたいにただ動ければいいとか蹴りやすいとか飛び降りた時に衝撃を吸収しやすいとかそういうのじゃないんです!!!」
そこまで言われてしまうと何も言えなくなってしまう
男二人揃ってうつむいたまま顔を上げれなくなってしまった
その後も靴やファッションについての説教を1時間ほど長々と言われる事となった
そしてソラに謝りに行ったらリスみたいに頬をふくらませていた
・・・・可愛いと思ったのはナイショだ
今度からは全身ちゃんと見るようにしよう
おしまい
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