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予告です

約一ヶ月続くお話

ただの嫌がらせといえばそれまでだし

強くなってほしいからという思いでもあったり

まぁ言えるのは

緋音が一番楽しそうってことで

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____________

北海道、某市

竜螺家

緋音は今日も今日とて主婦としての仕事を・・・・・あまりしていなかった
家政夫として雇ったおやっさんを顎で使っている

「・・・・・なんでこうなったんだよ」

「黙れ、雇ってやんなきゃ無一文になって行くところも無くなってたくせに」

そう言われてしまうと何も言い返せなかった

「それにしても今年ももう終いか、あと二ヶ月無いぜ」

「確かに灰高登が向こう行ってもうすぐ一年か・・・」

そこで緋音は何か思いついたように

「・・・なぁカップルもとい婚約寸前の男女からしたらクリスマスってどんなもんだ?」

「そりゃ、性なr・・・じゃなくて聖なる夜だろ」

「過ごせなかったら悔しいよな?」

おやっさんは緋音が何を考えているのか少しずつ予想がついてきたようで
いやーな顔をしていたが見られるとガン飛ばされるので普段通りの表情にして話をきいておくことにした

「・・・何する気だ?」

「期限つければそれだけ修行も身に入るかなーって」

「鬼だなあんた・・・」

おやっさんからすれば精一杯の嫌味だったのだが緋音はかははははと笑いながら

「だって馬鹿息子嫌いだもん」

とだけ言ってどこかに電話をかけ始めた

普通の親子とは言えない緋音とハイコドの関係
どこで狂ってしまったのだろう
いや、そのことを考えても今は変わることはないのだから置いておくことにしよう

もしも、普通の親子のように過ごせていたら
その光景を一度でいいから見てみたいとおやっさんは思った

「意地っ張りと意地っ張りが・・・・お互い『嫌い』じゃなくてお互い『好き』なんだろうがまったく」

誰にも聞こえないように小さく小さく呟いた




おしまい
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