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今日はクリスマス
____________
クリスマス当日
過去を振り返るとこのクリスマスにはクリスマス用の予算だけではなくソランの誕生日パーティの予算も組まれている
それはソランが頼んだこと
その事を知らないエクルを除き四人は張り切ってここ数日準備をしていた
他の家族から見れば何じゃその手の込み様は!と言わずにおれないほどだ
そして料理の仕上げを除き、最後の準備・・・ツリーの星を付ける作業
ツリーは3mほどの大型で、依頼をこなした際に依頼主がくれたものだった
「信ー、大丈夫ー?」
「もうちょい・・・・っ!」
あと少しで取り付けれると言う所で信がバランスを崩し、落下する
「ぎゃー!」
その先にはエクル、そしてぶつかると言う所で
「えい!」
風花が二人の間にクッションを挟み込んだ
ちょうど顔がめり込むように床に倒れる信とエクル
「いだだ・・・大丈夫か?デコ娘」
「誰がデコ娘じゃ!・・・言われてみれば痛く無かったのぅ」
少し不思議そうに自分の体を触っているエクルを見て風花はこっそりサイコキネシスを使ってよかった と心のなかで呟いた
「あ、あっぶなー・・・・」
「う、うん・・・・せーーふ」
すこし青ざめた顔でハイコドとソランはお互いの顔を見ていた
「どうしたんだよ二人とも」
すると二人は首を背け、目を逸らし
「「・・・愛の宿り木を付けてたから」」
愛の宿り木・・・・・・クリスマスツリーの飾り用の宿り木。これを飾ったツリーの下でキスをすると、永遠に離れることなくいられるという。
つまり風花がクッションを投げていなければ
信とエクルは強すぎる勢いでキス(しかもお互いの歯で口を切る)していた可能性がある
愛の宿り木はカップルとかそういう事関係なく効果が発動する
それを理解した瞬間、信とエクルは心のなかで(あぶねぇ)とシンクロした
・
・
・
「いただきまーす!」
テーブルには様々な料理が並べられていてさながらバイキングのよう
あまりがっつくということをしないメンバーなので食べて話して休んでテレビ見て
などのサイクルだった
「それにしてもうまいの、ここの家の料理は!肉の表面だけでなく内側もしっかり味がついとるのじゃ!」
フライドチキンをもしゃもしゃかじりながらエクルは風花に言った
そのまま風花の返答を聞く間もなくポテトサラダやピザにも手をつける
「ふふ、ハコ兄様は一人暮らしの経験とふだん家の家事を行なっていて信様はバイトで喫茶店に行っていますからね」
それを聞いてエクルは一旦食べる手を止めた
「・・・のう、風花とソランは何をしたのじゃ?」
ギクリと二方向から聞こえた
「え、えーとガーリックトーストとポテトサラダ」
「ピザ生地と食材調達・・・ですわ・・・・」
目を逸らし黙々と食べてごまかす二人
流石にそれ以上突っ込むのはかわいそうだと思ったのか目の前の料理を片付けることにした
「あはは・・・そうは言うけど僕と信なんて出来る料理がそんなに少ないからね。言うなら狭く深く」
「その点普段の料理のレパートリーで言えば風花と姐さんのほうが強いのさ」
「ほうほう・・・それでは各々ができるものできないものをカバーしておるんじゃな?なるほどのー」
感心したように頷く
そのあとはハイコドとソランがあーんなことやこんなことをしたりしたのだがそこはご想像にお任せするとしよう
・
・
・
「もう・・・・食えんのじゃ・・・」
「私も・・・・・うぷ」
「まだワタシは・・・と言いたいが、あとはお二人ということでワタシは寝る」
ふらふらとそれぞれの部屋へ向かう二人とまだ余裕そうに後ろ手で手を振り、自分の部屋へ戻っていった信
そして残った二人
「まったくもう・・・そんな風に気を使わなくてもいいのに」
「いいじゃないか、親切は受け取っておこうよ」
ソファに座ったハイコドに膝枕をしてもらいながらソランは満腹になった自分のお腹を撫でる
「もう私もお腹いっぱいだよ~、おいしかった!」
「そう言ってもらえると作る方も嬉しいよ」
ソランの耳の裏を優しく撫でながらハイコドは嬉しそうにする
よほど心地良いのかソランの尻尾はゆらゆらと揺れる
「それじゃ、始めますか」
「そうだね」
そう言うと二人はゆっくりとツリーの前に立った
お互いの顔を見つめ合う
「どうしようか?耳は必要?」
「んーそうだね面白いことしてみようか。ハコ、超感覚お願い」
「いいよ」
ハイコドは超感覚を発動する、ピョコンと人間の耳が変化してズボンの尻尾穴から黒く長い尻尾が現れ、眼は瞬きをした瞬間に茶から青と黄色になる
「それでどうするの?」
「ちょっと目をつぶってくれるかな?」
言われたとおりにハイコドは目をつぶり、待つ
数秒くらいだろうかソランが目を開けていいよ、と言った
静かに目を開く
「えへへ、この姿を見せるのは11年ぶりかな?」
ソランには狼の耳も尻尾も無く、瞳の色は普段の青ではなく黄色だった
ソランは超感覚を解除していた
「ソラ・・・・」
「題しまして、地球人と獣人交換!」
まぶしすぎるほどの笑顔でハイコドを見るソラン
もはや我慢できず
「いっただきまーす!」
ルパンダイブ
そして
「ふん!」
どたまカチ割りかかと落としをもろに喰らった
・
・
・
「キミねぇ、どうしてそうなるかな?確かに普段と違って普通の下着つけてるけどね?それでもさ違うでしょ、順番5つぐらいふっ飛ばしてるよキミ」
「申し訳ございません、ソラン様」
立場弱っ!?
「まったく・・・それじゃ再開するよ」
「うん・・・・それじゃ」
二人はお互いの手をつないで目を見合う
「「我ら、契約を行う者成」」
(「「我、契約を行う者成」」)
紡ぐは二人が契約を行った際の言葉(作:緋音)
「竜螺 ハイコド」
(「地球人 竜螺 ハイコド」)
「ソラン・ジーバルス」
(「獣人 ソラン・ジーバルス」)
二人は踊るように廻る
「「再契約内容、いつまでも愛しあう夫婦になりましょう!」」
(「「契約内容、何時までも仲が良く、素晴らしいパートナーとなること!!」」)
「契約理由!パラミタに共に来てくれてありがとう!ソラ!」
(「契約理由!行きましょう!夢や希望のパラミタへ!ソランさん!」)
それを聞いてソランはクスッと笑う
「契約理由!ちょっとそれ理由じゃないからね・・・えっとね、人生のパートナーになってくれませんか?」
(「契約理由!あなたと....まずは友達になってくれませんか?」)
「断る理由が無いよ」 「ありがとう、これからもよろしくね」
(「よろしくお願いします、そしていいですよ」) (「ありがとう、よろしくね」)
「「契約」」
(「「契約...」」)
二人は手の甲にキスではなく、くちづけを
その時ツリーの飾りが一瞬だけ煌めいた
その後は二人だけの秘密
おしまい
クリスマス当日
過去を振り返るとこのクリスマスにはクリスマス用の予算だけではなくソランの誕生日パーティの予算も組まれている
それはソランが頼んだこと
その事を知らないエクルを除き四人は張り切ってここ数日準備をしていた
他の家族から見れば何じゃその手の込み様は!と言わずにおれないほどだ
そして料理の仕上げを除き、最後の準備・・・ツリーの星を付ける作業
ツリーは3mほどの大型で、依頼をこなした際に依頼主がくれたものだった
「信ー、大丈夫ー?」
「もうちょい・・・・っ!」
あと少しで取り付けれると言う所で信がバランスを崩し、落下する
「ぎゃー!」
その先にはエクル、そしてぶつかると言う所で
「えい!」
風花が二人の間にクッションを挟み込んだ
ちょうど顔がめり込むように床に倒れる信とエクル
「いだだ・・・大丈夫か?デコ娘」
「誰がデコ娘じゃ!・・・言われてみれば痛く無かったのぅ」
少し不思議そうに自分の体を触っているエクルを見て風花はこっそりサイコキネシスを使ってよかった と心のなかで呟いた
「あ、あっぶなー・・・・」
「う、うん・・・・せーーふ」
すこし青ざめた顔でハイコドとソランはお互いの顔を見ていた
「どうしたんだよ二人とも」
すると二人は首を背け、目を逸らし
「「・・・愛の宿り木を付けてたから」」
愛の宿り木・・・・・・クリスマスツリーの飾り用の宿り木。これを飾ったツリーの下でキスをすると、永遠に離れることなくいられるという。
つまり風花がクッションを投げていなければ
信とエクルは強すぎる勢いでキス(しかもお互いの歯で口を切る)していた可能性がある
愛の宿り木はカップルとかそういう事関係なく効果が発動する
それを理解した瞬間、信とエクルは心のなかで(あぶねぇ)とシンクロした
・
・
・
「いただきまーす!」
テーブルには様々な料理が並べられていてさながらバイキングのよう
あまりがっつくということをしないメンバーなので食べて話して休んでテレビ見て
などのサイクルだった
「それにしてもうまいの、ここの家の料理は!肉の表面だけでなく内側もしっかり味がついとるのじゃ!」
フライドチキンをもしゃもしゃかじりながらエクルは風花に言った
そのまま風花の返答を聞く間もなくポテトサラダやピザにも手をつける
「ふふ、ハコ兄様は一人暮らしの経験とふだん家の家事を行なっていて信様はバイトで喫茶店に行っていますからね」
それを聞いてエクルは一旦食べる手を止めた
「・・・のう、風花とソランは何をしたのじゃ?」
ギクリと二方向から聞こえた
「え、えーとガーリックトーストとポテトサラダ」
「ピザ生地と食材調達・・・ですわ・・・・」
目を逸らし黙々と食べてごまかす二人
流石にそれ以上突っ込むのはかわいそうだと思ったのか目の前の料理を片付けることにした
「あはは・・・そうは言うけど僕と信なんて出来る料理がそんなに少ないからね。言うなら狭く深く」
「その点普段の料理のレパートリーで言えば風花と姐さんのほうが強いのさ」
「ほうほう・・・それでは各々ができるものできないものをカバーしておるんじゃな?なるほどのー」
感心したように頷く
そのあとはハイコドとソランがあーんなことやこんなことをしたりしたのだがそこはご想像にお任せするとしよう
・
・
・
「もう・・・・食えんのじゃ・・・」
「私も・・・・・うぷ」
「まだワタシは・・・と言いたいが、あとはお二人ということでワタシは寝る」
ふらふらとそれぞれの部屋へ向かう二人とまだ余裕そうに後ろ手で手を振り、自分の部屋へ戻っていった信
そして残った二人
「まったくもう・・・そんな風に気を使わなくてもいいのに」
「いいじゃないか、親切は受け取っておこうよ」
ソファに座ったハイコドに膝枕をしてもらいながらソランは満腹になった自分のお腹を撫でる
「もう私もお腹いっぱいだよ~、おいしかった!」
「そう言ってもらえると作る方も嬉しいよ」
ソランの耳の裏を優しく撫でながらハイコドは嬉しそうにする
よほど心地良いのかソランの尻尾はゆらゆらと揺れる
「それじゃ、始めますか」
「そうだね」
そう言うと二人はゆっくりとツリーの前に立った
お互いの顔を見つめ合う
「どうしようか?耳は必要?」
「んーそうだね面白いことしてみようか。ハコ、超感覚お願い」
「いいよ」
ハイコドは超感覚を発動する、ピョコンと人間の耳が変化してズボンの尻尾穴から黒く長い尻尾が現れ、眼は瞬きをした瞬間に茶から青と黄色になる
「それでどうするの?」
「ちょっと目をつぶってくれるかな?」
言われたとおりにハイコドは目をつぶり、待つ
数秒くらいだろうかソランが目を開けていいよ、と言った
静かに目を開く
「えへへ、この姿を見せるのは11年ぶりかな?」
ソランには狼の耳も尻尾も無く、瞳の色は普段の青ではなく黄色だった
ソランは超感覚を解除していた
「ソラ・・・・」
「題しまして、地球人と獣人交換!」
まぶしすぎるほどの笑顔でハイコドを見るソラン
もはや我慢できず
「いっただきまーす!」
ルパンダイブ
そして
「ふん!」
どたまカチ割りかかと落としをもろに喰らった
・
・
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「キミねぇ、どうしてそうなるかな?確かに普段と違って普通の下着つけてるけどね?それでもさ違うでしょ、順番5つぐらいふっ飛ばしてるよキミ」
「申し訳ございません、ソラン様」
立場弱っ!?
「まったく・・・それじゃ再開するよ」
「うん・・・・それじゃ」
二人はお互いの手をつないで目を見合う
「「我ら、契約を行う者成」」
(「「我、契約を行う者成」」)
紡ぐは二人が契約を行った際の言葉(作:緋音)
「竜螺 ハイコド」
(「地球人 竜螺 ハイコド」)
「ソラン・ジーバルス」
(「獣人 ソラン・ジーバルス」)
二人は踊るように廻る
「「再契約内容、いつまでも愛しあう夫婦になりましょう!」」
(「「契約内容、何時までも仲が良く、素晴らしいパートナーとなること!!」」)
「契約理由!パラミタに共に来てくれてありがとう!ソラ!」
(「契約理由!行きましょう!夢や希望のパラミタへ!ソランさん!」)
それを聞いてソランはクスッと笑う
「契約理由!ちょっとそれ理由じゃないからね・・・えっとね、人生のパートナーになってくれませんか?」
(「契約理由!あなたと....まずは友達になってくれませんか?」)
「断る理由が無いよ」 「ありがとう、これからもよろしくね」
(「よろしくお願いします、そしていいですよ」) (「ありがとう、よろしくね」)
「「契約」」
(「「契約...」」)
二人は手の甲にキスではなく、くちづけを
その時ツリーの飾りが一瞬だけ煌めいた
その後は二人だけの秘密
おしまい
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