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つなげましょうその心
つむぎましょうその絆
つたえましょうその愛
つむぎましょうその絆
つたえましょうその愛
____________
年越しソバを食べ終えた竜螺一家
年越しカウントダウンまで各自自由に過ごすことになった
「それじゃ、行って来るね」
「ハコ、ちゃんとカウントダウンには帰ってきてね」
わかってるよと僕は答えて部室へと向かった
開店への準備で久しく行くことの出来なかった部室
そこには初めて出会う人とまた会おうと言った人が居た
長く話せなかった人たちと話せてとても楽しかった
「さて、そろそろ帰るとしますね。じゃないとソラに小言言われちゃう(苦笑)」
皆はお疲れ様、良いお年を、それぞれ言ってくれた
「おかえりハコ」
「ただいまソラ」
帰ると玄関にはソラが待ってくれていた
流石にストーブはここまで温めてはくれない、ソラの手は冷たかった
それでも玄関で待ってくれていた健気な婚約者の手を暖めるように握ってあげた
ソラは微笑みながら僕を家の中へ引っ張っていった
「どうだった」
信がうさぎ姿の風花を膝に乗せながら聞いてきた
風花も居心地がいいのか小さな尻尾をパタパタと動かしている
「楽しかったよ、人と話すってやっぱり楽しいね。やっぱりアレだね、考えが違うから答えが無いっていうのが面白いよ」
「ワタシは少し苦手だがな・・・楽しかったならそれでよかったよ、おっと」
信が座っているソファにわたげうさぎたちがわさわさと乗っかって占領したため避難せざるを得なかった
風花はわたげうさぎたちを叱って居るようだがわたげうさぎたちは蜘蛛の子を散らすように走り去ってしまった
まるでやんちゃ坊主を叱る保育士みたいだ
「ほらほら、そろそろ5分前じゃぞ」
エクルが扇子をたたんだ状態でテレビを指す
カウントダウンのタイマーが「残り4:39」になっていた
「そろそろだね」
5人でカウントが0になるのを待つ
風花とエクルがクラッカーを持ってそわそわしている
なんかかわいい
『5、4,3』
『2』
『1』
そして家にある時計も、この街中の時計もすべての年数が+1された
『0!』
パァンとクラッカーが鳴らされる
『ハッピーニューイヤー!2022!』
こうして僕らはパラミタの2年目へ突入した
・
・
・
「あら?また行って来るんだ?」
ソラはパジャマに着替えて寝る準備をしていた
「うん、新年の挨拶にね」
すると不満そうに尻尾をパタパタしながらソラはおねだりしてきた
まっずい、このまま布団に入りたくなる
「もぅ・・・・新年なんだから寝ようよ~」
子犬みたい・・・・・・
けど新年から狼になりたくないので振り向かずに駆け出すことにした
後ろからなにか膨らむ音がするが振り向かないでおこう
そしてあんなことになっているとは思わなかった
「片腕を切り落とせと言われたら切り落とさずにその両の腕で抱きしめろ!
目を潰せと言われたら潰さないでその両の目で相手の目を見つめろ!
例え今は縁を断たれたいようが、愛した人間が傷つくのは悲しい事なんですよ?」
「・・・そうですか、それなら僕から言うことは本当にもう無いですね
自分がしたことを正しく理解してどうしたいか自分に正直になる」
・
・
・
「なんて言っちゃったけど・・・・自分はどうなんかね」
部室で起こった問題
解決なんてしていない、始まりのスタートラインに辿りつけただけだと思う
けどここからはあの二人の問題だ
僕にはどうすることも出来ない、いや・・・してはいけないんだ
それにしても
「やべぇ・・・・きぼちわるい」
約半年ぶりの灰高登モード・・・・・・肉体的より精神的に来た
灰高登になったからといって封じ込めようとする気持ちも有る
要するにあれだ、心の奥底ではごちそうにがっつきたいのにマナーとか周りの視線があるからおしとやかに、ちびちびと音を立てないように食べないといけないあの気持ちみたいな状態だ
・・・・わかりにくい!?
「ソラ、寝てるよね・・・?」
流石に寝ている所を襲うところまでケモノになっていないのでそれだと何かと困ったりするが
なるべく音を立てないように静かにドアノブを回す
何かと疲れたのでもう寝ようと布団に潜ろうとすると何かが居た
「・・・・・」
『眼』を発動させて誰か確認する
いや、誰かはすでに分かりきっていた
「むにゃ・・・・ハコ~」
愛する婚約者、というか今すぐ貪りたいです、先生
というか何?ブラとショーツだけって狙ってるよね?よね?
「・・・・・どうしよ」
そのまま襲うか襲わないか迷っている間に夜はあけてしまうのだった
自分の馬鹿野郎!!!!!!
おしまい
年越しソバを食べ終えた竜螺一家
年越しカウントダウンまで各自自由に過ごすことになった
「それじゃ、行って来るね」
「ハコ、ちゃんとカウントダウンには帰ってきてね」
わかってるよと僕は答えて部室へと向かった
開店への準備で久しく行くことの出来なかった部室
そこには初めて出会う人とまた会おうと言った人が居た
長く話せなかった人たちと話せてとても楽しかった
「さて、そろそろ帰るとしますね。じゃないとソラに小言言われちゃう(苦笑)」
皆はお疲れ様、良いお年を、それぞれ言ってくれた
「おかえりハコ」
「ただいまソラ」
帰ると玄関にはソラが待ってくれていた
流石にストーブはここまで温めてはくれない、ソラの手は冷たかった
それでも玄関で待ってくれていた健気な婚約者の手を暖めるように握ってあげた
ソラは微笑みながら僕を家の中へ引っ張っていった
「どうだった」
信がうさぎ姿の風花を膝に乗せながら聞いてきた
風花も居心地がいいのか小さな尻尾をパタパタと動かしている
「楽しかったよ、人と話すってやっぱり楽しいね。やっぱりアレだね、考えが違うから答えが無いっていうのが面白いよ」
「ワタシは少し苦手だがな・・・楽しかったならそれでよかったよ、おっと」
信が座っているソファにわたげうさぎたちがわさわさと乗っかって占領したため避難せざるを得なかった
風花はわたげうさぎたちを叱って居るようだがわたげうさぎたちは蜘蛛の子を散らすように走り去ってしまった
まるでやんちゃ坊主を叱る保育士みたいだ
「ほらほら、そろそろ5分前じゃぞ」
エクルが扇子をたたんだ状態でテレビを指す
カウントダウンのタイマーが「残り4:39」になっていた
「そろそろだね」
5人でカウントが0になるのを待つ
風花とエクルがクラッカーを持ってそわそわしている
なんかかわいい
『5、4,3』
『2』
『1』
そして家にある時計も、この街中の時計もすべての年数が+1された
『0!』
パァンとクラッカーが鳴らされる
『ハッピーニューイヤー!2022!』
こうして僕らはパラミタの2年目へ突入した
・
・
・
「あら?また行って来るんだ?」
ソラはパジャマに着替えて寝る準備をしていた
「うん、新年の挨拶にね」
すると不満そうに尻尾をパタパタしながらソラはおねだりしてきた
まっずい、このまま布団に入りたくなる
「もぅ・・・・新年なんだから寝ようよ~」
子犬みたい・・・・・・
けど新年から狼になりたくないので振り向かずに駆け出すことにした
後ろからなにか膨らむ音がするが振り向かないでおこう
そしてあんなことになっているとは思わなかった
「片腕を切り落とせと言われたら切り落とさずにその両の腕で抱きしめろ!
目を潰せと言われたら潰さないでその両の目で相手の目を見つめろ!
例え今は縁を断たれたいようが、愛した人間が傷つくのは悲しい事なんですよ?」
「・・・そうですか、それなら僕から言うことは本当にもう無いですね
自分がしたことを正しく理解してどうしたいか自分に正直になる」
・
・
・
「なんて言っちゃったけど・・・・自分はどうなんかね」
部室で起こった問題
解決なんてしていない、始まりのスタートラインに辿りつけただけだと思う
けどここからはあの二人の問題だ
僕にはどうすることも出来ない、いや・・・してはいけないんだ
それにしても
「やべぇ・・・・きぼちわるい」
約半年ぶりの灰高登モード・・・・・・肉体的より精神的に来た
灰高登になったからといって封じ込めようとする気持ちも有る
要するにあれだ、心の奥底ではごちそうにがっつきたいのにマナーとか周りの視線があるからおしとやかに、ちびちびと音を立てないように食べないといけないあの気持ちみたいな状態だ
・・・・わかりにくい!?
「ソラ、寝てるよね・・・?」
流石に寝ている所を襲うところまでケモノになっていないのでそれだと何かと困ったりするが
なるべく音を立てないように静かにドアノブを回す
何かと疲れたのでもう寝ようと布団に潜ろうとすると何かが居た
「・・・・・」
『眼』を発動させて誰か確認する
いや、誰かはすでに分かりきっていた
「むにゃ・・・・ハコ~」
愛する婚約者、というか今すぐ貪りたいです、先生
というか何?ブラとショーツだけって狙ってるよね?よね?
「・・・・・どうしよ」
そのまま襲うか襲わないか迷っている間に夜はあけてしまうのだった
自分の馬鹿野郎!!!!!!
おしまい
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