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これは誰も知ることのないだろうお話
本人も知らない
わからない状態で居ないといけない
なぜなら、コワレテシマウカラ
_________________
男に名前は無い
いつ生まれたかもわからない
ただ分かることといえば
殺人鬼であったこと
新聞には『第◯代目切り裂きジャック現る!?』
なんていう見出しもあったりした
ナイフで対象の肩を斬り、肉を削ぎ落とし生きたまま骨を露出させる
生きたまま体にダイナマイトを入れカエルに爆竹を使うように破裂させる
遺体を発見した人が家に引き篭ってしまうほどの光景
男は楽しかった
目の前の形あるものを自らの手で壊せるから
肉体という袋を破り、血という液体をブチマケれるから
そうして何人もの人間を殺した、男女、老いも若きも関係なく
時には家族全員を殺したこともあった
ここまでの事をすれば大抵の鬼は捕まるだろう
しかし男は最後まで捕まらなかった
否、ばったりと消えたのだ
ある日突然
・
・
・
誰もいない、ゴーストタウンのように静まりかえった街の路地裏で男は走っていた
「な、何だっていうんだ!ありゃあ!死神なのか・・・」
男は運悪く行き止まりに入ってしまう
「く、くそ!し、死にたくねぇ!死んでたまるか!」
ナイフを構えるその手は恐怖で震えている
『くくく・・・・殺人鬼が恐怖で震えるとはな、ニンゲンはニンゲンか・・・・面白い・・・・ストックにしよう』
「おめぇは一体何なんだよ!俺が追われる理由は何なんだヨォ!」
ずりずりと後退りするが壁に背があたる
『そんなの好奇心からだ、殺人鬼の魂からできる鎧はどんな感じか知りたくてねぇ・・・・』
「や、やめろ・・・・やめてくれ・・・うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
???が男に手を伸ばすと男の体からふわふわとしたものが出てくる
男の体から完全に出た瞬間、男の体は崩れ落ち、動かなくなった
???は取り出したものを抱えていた壺に入れ、どこかへと消えてしまった
~?年後~
「次は何をつくろうか・・・・・・そうだあの時の魂を使おう、どうせ弄り過ぎて精神だか記憶だかはスットンでるだろうし」
その悪魔が作った鎧は持ち主の体に合い、最も動きやすい形状になるよう作られた
「んーそれだけだったらつまらないからなんか面白いコトしよう」
悪魔はブツブツ言いながら鎧を組み立てる
全身の鎧であったそれはこじんまりとした鎖帷子となった
「完成っと・・・・ん?」
悪魔は早速袖を通そうとするがサイズが合わない
「おかしいな・・・・作り方間違えたか・・・・・いいや失敗作ってことで捨てちまえ」
そう言ってあっさりと出来たばかりの鎖帷子を荒野に捨てた
そしてすぐに新しい鎧を作る
まるで古いおもちゃを捨て、新しいおもちゃで遊ぶ子供のように.....
~?年後~
「おやっさん、この箱は?」
「・・・・?なんだっけな、開けてみろ」
二人が倉庫の中で埃をかぶっていた箱を開ける
そこには鎖帷子が入っていて、異変が起こった
鎖帷子が形を変えて男の姿になったから
「なんなりとご命令を、マスター」
これが鎧の真実
鎧が知った時
どうするのだろう
鎧は、主は
どんな道を行くのだろう
続く?
本人も知らない
わからない状態で居ないといけない
なぜなら、コワレテシマウカラ
_________________
男に名前は無い
いつ生まれたかもわからない
ただ分かることといえば
殺人鬼であったこと
新聞には『第◯代目切り裂きジャック現る!?』
なんていう見出しもあったりした
ナイフで対象の肩を斬り、肉を削ぎ落とし生きたまま骨を露出させる
生きたまま体にダイナマイトを入れカエルに爆竹を使うように破裂させる
遺体を発見した人が家に引き篭ってしまうほどの光景
男は楽しかった
目の前の形あるものを自らの手で壊せるから
肉体という袋を破り、血という液体をブチマケれるから
そうして何人もの人間を殺した、男女、老いも若きも関係なく
時には家族全員を殺したこともあった
ここまでの事をすれば大抵の鬼は捕まるだろう
しかし男は最後まで捕まらなかった
否、ばったりと消えたのだ
ある日突然
・
・
・
誰もいない、ゴーストタウンのように静まりかえった街の路地裏で男は走っていた
「な、何だっていうんだ!ありゃあ!死神なのか・・・」
男は運悪く行き止まりに入ってしまう
「く、くそ!し、死にたくねぇ!死んでたまるか!」
ナイフを構えるその手は恐怖で震えている
『くくく・・・・殺人鬼が恐怖で震えるとはな、ニンゲンはニンゲンか・・・・面白い・・・・ストックにしよう』
「おめぇは一体何なんだよ!俺が追われる理由は何なんだヨォ!」
ずりずりと後退りするが壁に背があたる
『そんなの好奇心からだ、殺人鬼の魂からできる鎧はどんな感じか知りたくてねぇ・・・・』
「や、やめろ・・・・やめてくれ・・・うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
???が男に手を伸ばすと男の体からふわふわとしたものが出てくる
男の体から完全に出た瞬間、男の体は崩れ落ち、動かなくなった
???は取り出したものを抱えていた壺に入れ、どこかへと消えてしまった
~?年後~
「次は何をつくろうか・・・・・・そうだあの時の魂を使おう、どうせ弄り過ぎて精神だか記憶だかはスットンでるだろうし」
その悪魔が作った鎧は持ち主の体に合い、最も動きやすい形状になるよう作られた
「んーそれだけだったらつまらないからなんか面白いコトしよう」
悪魔はブツブツ言いながら鎧を組み立てる
全身の鎧であったそれはこじんまりとした鎖帷子となった
「完成っと・・・・ん?」
悪魔は早速袖を通そうとするがサイズが合わない
「おかしいな・・・・作り方間違えたか・・・・・いいや失敗作ってことで捨てちまえ」
そう言ってあっさりと出来たばかりの鎖帷子を荒野に捨てた
そしてすぐに新しい鎧を作る
まるで古いおもちゃを捨て、新しいおもちゃで遊ぶ子供のように.....
~?年後~
「おやっさん、この箱は?」
「・・・・?なんだっけな、開けてみろ」
二人が倉庫の中で埃をかぶっていた箱を開ける
そこには鎖帷子が入っていて、異変が起こった
鎖帷子が形を変えて男の姿になったから
「なんなりとご命令を、マスター」
これが鎧の真実
鎧が知った時
どうするのだろう
鎧は、主は
どんな道を行くのだろう
続く?
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