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その内容にやっとか・・・という気持ちと嬉しい気持ちになる
添付画像には黒髪の活発そうな男子と黒髪ストレートロングの女子が仲睦まじく写真に写っている
「ソラン、健司と由衣が付き合い始めたって」
「本当!?よかったね~」
そこに信が
「なぁその二人はだれなんだ?」
「パラミタに来る前の友人だよ、僕が『灰高度』を捨てるきっかけをくれた一人・・・」
そう、だれかわからない人 に助けられたのも重要な事ではあるけど
健司が居たから・・・・ハイコドであることができた・・・・
すこしだけ昔話のはじまりはじまり
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中学生の時、不良のボコッボコにやられていたところを助けてくれた人がいる
その人の顔や声を覚えてはいないけどこう言ってくれてことは覚えている
「・・・そのままで居ても、君の望むものは手に入らないよ。“ハイコド”さん」
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「変なヤツだったな、アイツ・・・・・・・さて」
催涙スプレーを使われて見えなかった目も時間の経過ですこしは視力が戻ってきた
だけどぼんやりとしか見えない
「どーやって帰っか・・・・わやだ」
そこに足音が聞こえる
「あいつら・・・・戻ってきたのか!?」
これ以上はさすがにまずいと思いなんとか物陰に隠れる
聞こえてきたのは知っている声だった
「おーい、ハド!いるのか!」
「健司か?」
「居たいた・・・・おい大丈夫か、その怪我」
「なんとかな、スマン俺の家に連れていってくれ」
「いいけど・・・おまえなんか雰囲気変わった?」
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『北海道 某所 灰高登の家(ログハウス)』
話を聞くとなんでも携帯で話しているときにいきなり通話が切れたから探していてくれたらしい
こっちも何があったか説明した
いきなり廃墟に連れ込まれタコ殴りにあったこと、助けてくれたヤツが『ハイコド』と『今のままだと何も手に入らない』と言ったこと
「ずいぶんと変わった人だな・・・・その人にお礼は言ったか?」
「んなの言えるわけ無いだろ、あっという間に行ったんだから」
「そうか」
腕を組み、んーと考える健司
そして
「いいと思うぞお前は不良を辞めたい、それに両親が居なくなるまでお前は『僕』を使っていたんだし使っちまえ『ハイコド』を」
「そりゃそーだけどよ・・・・先公どーすんだ、ぜってー悪だくみしてるとか思われる」
「考えてみろ、もうすぐ俺らは高校生だ、変わるならその時ぐらいだ、それに・・・・」
一呼吸置いて
「もう許してやったらどうだ?両親のこと・・・意地張らないで昔のお前に戻ってみろよ由衣だってそうして欲しいと思ってるし、今のお前を母親が見たらどうなるか・・・」
「・・・・・そんなんで戻れたら最初からこんなことしちゃいねーよ」
なんだか嫌な気持ちになってベットに転がる
[・・・そのままで居ても、君の望むものは手に入らないよ。“ハイコド”さん]
「・・・・昔みたくなれば、手に入るのかよ・・・・・『家族』が・・・」
そう小さくつぶやいて、寝ることにした
「まぁ、考えてみろ悪い話じゃないはずだ・・・・じゃあなハイコド」
バタンと扉が閉まる、静まり返る家
「・・・いきなり使うなよ、まったく」
それから、健司、由衣の協力もあって『ハイコド』で在れるようになってきた
先生やクラスメートも驚いていた、高校生になってからも 元不良 の看板はそう簡単には無くならず
苦労していたある日・・・・
ピンポーン
この家には健司や由衣、あと来るとしたら宅配便くらいだ
「はーいちょっと待って下さいね、今開けますから」
そう言って戸を開けて、そこに居たのは・・・・・手に入れたかったもの・・・
「よう!元気にしていたか、バカ息子!」
「元気そうだね灰高登」
『家族』だった
「あたりまえだよ・・・・『僕』を誰だと思ってんだ、バカ親!」
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そして月日は流れ
高校二年生の9月
この時はろくりんぴっくが終わり、御神楽環菜が暗殺された事をニュースでやっていた頃
ソランと出会った
この辺は言わなくてもいいだろう
ただ、ソランと勉強して母さんに特訓という名の技練習台にされたり
コントラクターになったことを健司達に黙っていたら母さんの策略でばらされたりしただけだ
もう少し流れて12月初旬
雪積もる札幌大通り公園
ソランさんと由衣は仲良く雪玉をぶつけ合っている
男組はベンチに座ってお話中
「なんか由衣とソラン、仲良くなったよな」
「そうだね、姉妹みたいだよ」
「で、どうなんだハド?ソランとは」
「ど、どうってなにさ・・・ソランさんは僕のパートナーだよ・・・・そういう健司はどうなんだよ由衣の事好きなんだろ?」
前から・・・そう、ずっと前から分かっていたこと
そしてそのことで自分は二人の邪魔をしているんじゃないかと思ったこともあった
そのことを勢いで言ってみる
「!、ゴホッゴホッ・・・・・い、いきなり何言うんだよ!?由衣が俺のこと好きな訳ないだろ!?」
健司は顔を真っ赤にさせて反論する、けどやっぱりそうだ・・・・
そこにピョコッと
「二人とも私がどうかした?」
僕らの顔をのぞくように由衣が入ってきた
「「うわぁぁぁあ!!!なんでもない!なんでもないから!」」
見事にハモった
「そう?変な二人」
よかった・・・・聞かれてはいなかったみたいだ・・・せーhッ!?
いきなり僕と健司に雪玉がぶつけられる
「あははは!これでもどうだー!」
ソランさんがポイポイっと雪玉を投げてくる
・・・ポイポイと表記したが、レベルが低いと言ってもコントラクターである
かなりの速さだ
「このっ!やったな!」
健司も雪合戦に参加
「ふふ・・・ぐおっ!」
いきなり三方向から雪玉が投げつけられる
「ハイコド、ぼさっとしないー!」
「隙ありだぞ、ハド」
「ふふふ、ハドのHPは20減った!」
口々に好き勝手言ってくれる・・・・
こうなったら
「こらー!1対3は卑怯だぞー!」
楽しむしかないでしょ!
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ソランさんも由衣も遊び疲れたのか、眠ってしまっている
それぞれ僕らがおんぶして家に帰宅中
「しかしハド」
「なんだい?」
「俺はお前が羨ましいぞ、そんな巨乳の女の子と契約するなんて」
「・・・・・今度由衣に言ってやろうか?健司が貧乳だって言っていたと」
「おまっ、由衣に胸の話はヤバイから!・・・・くくく」
「今度はなにさ」
「いや、お前変わったなーとかもうすぐ居なくなるんだなーって思ってさ・・・いつだっけ?出発は」
「今月の30日」
「せめて年明けてから行けばいいのに」
「諸事情なんです、それに行ったら帰って来れないというわけじゃないさ」
「それもそうだな」
何を言えばいいかわからなくなる、こんな時なんて言えばいいだろう
そう思っていたら
「楽しんでこい、辛いことがあったらもどってこい歓迎してやる」
ポタ・・・・ポタ・・・と水が流れる
「ありがとう・・・・・」
「なんだお前泣いてんのか!あはははは!」
こんにゃろ、人がせっかく嬉し泣きしてるのに笑いやがった
「ち、違うよ!これは雪が溶けてんだよ!」
「んな嘘が通じるか!おい、由衣起きろ!ハドが泣いてるぞ!だははは!」
「やめんかー!」
それから少し経って僕らはパラミタへ
そして今に至る
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「へーそんな事あったんだ」
信がニヤニヤしながらこっちを見ている
「何さ・・・」
「いやー結局4人とも付き合ってるからさ」
さらにニヤニヤする・・・・・殴っていいですか?
「二人とも付き合ったのか・・・・で私の方はいつ次へ行ってくれるのでしょうかね?」
横目でソランがこっちをじーっと見てくる・・・・・もすこし待ってください狼姫こちらも準備があるのです
そこで新着メールが届く、差出人は健司だ
『で、そっちはどうなんだ?どんなふうか写メよろしく』
そのメールを読んだソランがニヤリと笑う
「見せつけてやろう・・・・」
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「お、返信が来たぞ」
「どれどれ!どんな感じ?」
「「・・・・・わーお」」
二人に返ってきたメールには
キスをしている二人と楽しそうに笑っている4人の写真が送られたとさ
おしまい
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あとがき
えー、ナナシさんごめんなさい勝手に続き書いてしまいました
ちなみに省いたり飛ばしたところも全部書こうとするとこの前の続き物の3倍は行きそうなのでやめました
最後まで読んでいただきありがとうございました!
会話になると台詞ばっかりになる癖をどうにかしたいなーと思う今日この頃 以上リァコドでした